工作室 316 がまぐち筆入れ

設計

がまぐちのくちがねを使って筆入れを作ってみます。くちがねは角形です。そして縦に長いので、返し口は横に付けました。

左の画像をクリックすると、別タブで型紙のPDFが開きます。

製作

今回の表布はこれです。大きめにカットしています。

内布も大きめにカットしました。

前回使った『ふんわりバッグの接着わた』を型紙に合わせてカットしました。

これを表布の裏面に貼ります。

中表に合わせて袋部分を縫います。ちょっと見えにくいですが、青の線が描いているところです。

縫ってから、余分な部分をカットしました。底部の局面はぎざぎざ鋏で切りました。。

内布も縫いました。横に返し口があります。

縫い代を割りました。特に返し口の部分は丁寧に割っておくと、後で綴じやすいのです。

さらに、がまぐちで開く口との境は切れ目を入れておきます。

表に返します。

これを表布二差し込みます。底の曲線がぴたりと合うように注意します。

がまぐち部分をぐるりと縫い、曲線部をぎざぎざにしました。

返し口から表に返します。

この段階で返し口を綴じます。

いつものように、コの字まつり縫いで綴じました。

内布を押し込みます。このときも、底の曲線がぴたりと合うように注意します。

紙紐を取付けます。

かがり縫いで縫付けました。

くちがねを取付けました。やっとこつがつかめた漢字です。

完成

これで完成です。

このようにペンが勢いよく飛び出す現象をがまミサイルと云われていますが、開くときには充分注意しましょう。

2022年10月23日 記

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