グラボのテスト

友人のグラフィック・ボードが異常だという。ふと気付くと自動的に再起動していたり、よく見ると小さな波のようなきざぎざ模様が見えるのだそうです。既にこの状態で半年以上も経過していて、最近安物のグラボに交換してみたら、何も問題無く表示されたので、一度試して欲しいということです。

グラボ

これがその問題のグラボ、ギガバイトのGV-N96TSL-512I。

ファンレスで、ヒートポンプが贅沢に使われています。これは映画を観たり、地デジテレビを観るには静かでいいだろうなぁ。

WindowsVistaマシンでテストすることにしました。蓋を開けます。

現在使っているグラボを取り外します。これは強力なファンがついていて、マシン後方に熱風をがんがん排出しています。

ファンが無いとほぼ同じ大きさにも関わらず、目方がずいぶんと軽いのに驚きます。

しっかりと取り付けます。もちろん補助電源も忘れずに接続します。

テストの結果

前もって、ビデオ・ドライバーはギガバイトのサイトからダウンロードしておきました。さらに液晶モニターの解像度もメモしてあります。これって案外忘れやすいのです。ちなみに1680x1050です。

配線をして電源オン。しかし、画面は真っ暗。ディスクはかりかり言ってます。しばらく待ってもまだ同じ状況です。別のPCに切り替えるとちゃんと表示されるのでモニターの問題ではありません。ビデオ出力が出ていないのです。グラボの出力をアナログからデジタルに切り替えても同様に真っ暗。そこでリセットしてみたら、なんとか表示はされました。もちろんドライバーがあたっていないのでVGAの粗い画面です。しばらくすると、自動的にドライバーをインストールしたらしく、再起動を促してきました。
再起動したら、なんだぁこれは、画面にノイズが走ってます。これが友人の言ってた現象だなとわかりました。ほどなくブルー画面になり、自動的にリセットがかかってしまいました。新しく取り付けたハードウエアに問題があるので取り外した方がいいよ、というあれです。自動的に再起動され、また同じ事を繰り返します。まったく使えません。

ということで、元に戻しました。結論としては、このグラフィック・ボードは壊れているという事です。

2010年3月14日記