フリスクとマウス :フリスク缶とマウスをUSBメモリに改造

「ZippoをUSBメモリとして使いたいんだけど・・・」

こんなメールが届きました。Zippoというのは米国製のたばこに火を付けるライターです。なるほど、これは面白いなと思ったのですが、Zippoを持っていないので、同じような物を代用品で作ってみることにしました。

これはオランダのフリスクというミント味の菓子のケースです。なかなかいい色と形をしているので、将来何かに使えるのではないかと思い、食べ終わったものをいただいて保管していたものです。全金属製で、蓋の開け閉めの感覚もなかなかのものです。こんな贅沢なケースをお菓子に使うなんて、すばらしいセンスですね。

製作< フリスク缶をUSBメモリに改造

たくさんあるUSBメモリの中からこれを選びました。実はこれ、mp3プレーヤーなのですが、写真でもわかるように、コネクタのカバーは無くなって代用品を使っているし、キーボードの部分も紛失しています。それでもUSBメモリの機能としては充分ですから、思い切ってばらすことにしました。容量は8GBです。

通常のUSBメモリと比較すると、いろんな機能が付いている分かなり大きな基板を使っています。Zippoに入れるには小型のものを使えば同じような加工でできると思います。

プラスティック製のカバーを開けて本体を取り出します。

基板の裏側にはバッテリーが両面テープで貼り付けてありました。

これをニッパーで切り取ります。このバッテリーは発火しやすいので廃棄に注意が必要です。

コネクタをはずします。

USBケーブルは壊れたマウスの物を使う事にしました。適当な長さで切ります。

基板をそのまま金属のケースに入れるわけにはいきません。さらにUSBケーブルの収納の時に基板が引っかからないように、また見た目がすっきりとするように、基板をまるごと木のケースに格納することにしました。

基板がぎりぎり入る大きさに材料を切り出します。全部3mm厚の板にしようと思ったら、ケースに入らないことがわかり、蓋の部分は1mm厚のプラ板にしました。

基板にUSBケーブルを取り付けます。ケーブルの中には4本の線が入っていますから、ハンダ付けを間違えないように注意します。

木の箱を組み立てて基板を格納します。

プラ板はメンディング・テープで貼りました。大きさはこんな感じです。

FRISKケースの中には両面テープで固定します。空いている空間にはUSBケーブルを収納します。

使うときの状態です。

蓋を閉じるときの状態。

すっかり蓋をするとFRISKケースそのものです。

これで完成です。

パソコンに繋いでみます。軽いのでこんな風にぶら下げて使う事も出来ます。

ちゃんとリムーバブル・ディスクとして認識できました。

製作 マウスをUSBメモリに改造

USBケーブルを切り取ったマウスを見てふと思い立ちました。これにUSBメモリを入れたら面白いなと。マウス型USBメモリです。さっそく作ってみました。

今度もまたMP3プレーヤーです。これは充電機能がだめになってしまい、MP3プレーヤーとしてはまったく機能しなくなったものです。捨てずに取っておいて良かった。容量は4GBです。

分解します。筐体も大きいのですが、基板も横幅があります。

バッテリーとキーボードも取ってしまいます。

USBコネクタも外してしまいます。

ケーブルを切り取られたマウスです。

これにこの基板を内蔵します。

マウスを分解します。

余計なでっぱりを切り取って平らにします。

基板にUSBケーブルを接続します。このケーブルの被覆は耐熱性でなく、熱でひゅるひゅるとまくれてしまうのでやっかいでした。ハンダ付け用では無く圧着用だったのです。

裏側には液晶表示板が着いてます。灯りが付くのでこれを利用することにしました。

マウス内に入れてみたらイヤホン・ジャックが邪魔だったのでこれも取ってしまいました。

厚手の両面テープで固定します。充分な広さがあるので余裕で入りました。

完成です。

PCに繋いで認識されると光ります。

残念ながらホイールは取付できませんでした。もう少し工夫すれば出来そうですが。

おなか側から見るとこんな感じです。

一気にふたつできました。

右側が8GB、左側のマウスは4GBです。


一気にふたつといえば、ついこの間、9月25日の事ですが、大腸ポリープの手術をしまして、一気にふたつ取りました。

2013年9月28日 記