XPマシンの交換


富士通 FMV-D5295(FMV ESPRIMO FMVDD3A0E1) 10,900円

ネットサーフィンをしていたら、安いWindows7professionalの中古マシンがたくさん出ていました。なんと10,900円です。なにしろPC自体は只でも、Windows7ProfessionalのDSP版DVDだけで17,450円もしますから、異常な安さです。

その日はそのままにしていたのですが、翌日友人からのメールで「XPのPCを買い換えたいのだけど・・・」と言ってきました。グッドタイミングというのはこのことを言うのですね。その返信メールを書きながら、この中古PCを注文してしまいました。同じ型番のものがたくさん出ていたのですが、最初の物はもう売れていたので次の物にしたら、すぐに注文確認メールが届きました。

■ご注文内容
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
□商品番号   :123214(81460000096639)
□商品名    :富士通 FMV-D5295 (Cel 430 1.80GHz/2GB/160GB/DVD/-/W7P DtoD)
□価格     :10,900円
□数量     :1

□商品名    :梱包送料
□価格     :1,500円
□数量     :1
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
ご注文合計:12,400円

これは家電量販店などで市販されているものではなくビジネス用のPCですから、使っていた企業あるいはリース会社からの出物だと思われます。こういう物はある日一斉に大量に出回り、あっという間に無くなってしまうというのが特徴です。あんなにあったこのPCももう残り少なくなっています。

外観はほぼ新品のように綺麗です。中身はどうかと蓋を開けてみると、やはり綺麗に清掃されています。CPUファンは埃だらけになるのですけど、こんなに綺麗です。その他どこにも埃が溜まったような気配すらありません。

メモリはというと、PC3-8500の1GBが一枚と、PC3-10600の1GBが一枚刺さっていました。調べてみたら、元々はPC3-8500の1GBが一枚だけのようですから、一枚増設したようです。速度は遅い方になります。

アプリケーションはひとつしか動かさないので2GBで充分です。

DVD-ROMドライブが付いていますが、これは使わないので電源と信号のケーブルを抜いておきます。ドライブ自体を外してしまうと外観が損なわれてしまうし、内部の空気の流れが変わってしまいそうですから、そのまま残しておきます。HDDは160GBですが後でみたらパーティションを半分ずつに分けていました。

インターフェースを見ると、ビデオはアナログしかありません。セットアップする時にはキーボードとマウスとモニターが必要ですが、モニターはアナログの物しか使えないということになります。

LANはギガビット対応になっていました。もし対応していなかったら古い方に取り付けたギガビットLANアダプターを移設しようかと思っていたのですが杞憂に終わりました。

デスクトップモデルではありますが、机の上は一杯なので、机の下に縦置きで設置する為に6個の足を付けました。動かすときに床を傷付けないようにする為と振動防止を兼ねています。

セットアップします。IPアドレスを割り振って、リモート・デスクトップ接続の認可を与えます。

元のPCから役割を引き継ぎますがデータは全てNASに入っていますから移行作業はアプリケーションをひとつ入れて設定をするだけで完了です。もちろんアンチウィルスソフトも入れます。

ちなみにシステムのプロパティを見るとこんな感じになっています。

この後はモニターとキーボードとマウスを外して、電源コードとLANケーブルだけにします。

いよいよ運用開始です。電源を入れて常用している地デジPCから接続してみたら・・・あれ繋がらない?

おかしいなぁと思ってモニターを繋いでみたら、なんとBIOSがキーボード・エラーを表示して止まっていました。キーボードを繋がないとだめだというのです。BIOSはAMIを使っていました。

AMI BIOSのメニューに入っていくと「詳細」のページの中で、

キーボードエラーを検出:[使用する]

と表示されていました。これを[使用しない]に変更して保存終了し、再起動させてやったら、キーボード無しでOSの起動ができました。これで完璧です。


交換した元のPCと並べるとこんなに小さいのです。以前は一台のPCで何でもかんでもやるので拡張性が必要でしたけど、今はこれで充分です。

というわけで、送料込みのわずか12,400円でWindowsXPprofessionalからWidows7professionalへ移行できました。

WindowsのHomePremium版とProfessional版の違い

家電量販店で販売されている家庭用のPCだとほとんどがHomePremium版となっていますが、ビジネス用のITベンダーから法人向けに販売されているものはProfessional版です。この違いというのは簡単に言うと以下のようになっています。

マイクロソフト・ネットワーク・ドメインへの参加リモート・デスクトップのホスト
HomePremiumできないなれない(クライアントは可能)
Professionalできるなれる(クライアントも可能)

つまり、家庭用のPCだとキーボードとマウスとモニターが必要ということです。

2014年2月15日 記