ノートPCスタンド

先月の「Windows10を試運転」の後は、このWindows10ノートブック型PCはWindows7側からのリモートデスクトップ接続で使い続けています。実際には蓋を開けて電源を入れ、}Windows10Professionalが起動したら、蓋を閉じて机の下に置き、後は遠隔操作で使い、使い終わったらシャットダウンするというものです。

しかし、机の下もあまり余裕があるわけでは無いので、もっと省スペース化をはかりたいと思い、立てて置く、ノートPCスタンドを作る事にしました。

設計

Microsoft Windows10 Professionalが入ったノートブック型PC。

このノートPCの電源を入れるには、このように蓋を開けてここにある電源ボタンを押さなければなりません。

よく見ると、手前よりも奥の方が厚みがあります。

奥の厚みを計ってみると・・・、

35.8mmでした。

テーパーがかかっているわけですから、その角度を自作のSliding T-Bevelで写し取ってみます。

このようにわずかに鋭角になっていました。

これを踏まえて鉛筆でイメージ・スケッチを描いてみました。

裏側の支柱は固定しておき、蓋側の支柱はこのように回転式にします。PCの自重で支柱を回転させ蓋に圧力を加えることにより固定するという方式です。

製作

微妙な角度はそのまま材料に転写します。

各パーツを切り出しました。

固定支柱を取り付けます。接着剤で仮止めした後で、いつもの竹串を刺して・・・、

接着剤が乾いたら余分にはみ出した竹串を切り取ります。

可動支柱はこのようにビスで取り付けます。

完成

仕上げにオレンジオイル塗装をして完成です。

ノートPCを立ててみます。想定通りきちんと立ちました。

これを寝かせて・・・、

蓋を開けます。

このとき、スタンドの支柱はこのように蓋にあわせて開いています。

電源を入れてWindows10を起動します。このままログインしないで・・・、

蓋を閉じます。あらかじめ、蓋を閉めても休止状態にならないように設定してあります。

スタンドを立てます。

このように両側から支柱がしっかりと押さえています。

あとは放置しておくだけです。実際には机の下の隙間に置きます。

ここから先はWindows7のリモートデスクトップ接続で操作します。

電源を切るときは、あらかじめ仕込んで置いた「ShutDown」でシャットダウンします。これはVectorから入手したフリーウェアです。

http://www.vector.co.jp/soft/dl/winnt/util/se480002.html

ShutDownを起動すると、この警告が出ます。「はい」を押すと、すぐにシャットダウンを開始します。

2016年2月7日 記