PCオーディオ
きっかけは本屋さん
散歩中に寄った本屋さんで、このようなものを見つけてしまいました。オーディオの総合月刊誌『ステレオ』2013年8月号。なんとsキャンスピーク製のスピーカーが付録だというのです。手にとって見るとスピーカーは口径が5cmで、表紙に載っている写真を見るとなかなかいい感じです。2,990円。翌日、買ってしまいました。
5cmスピーカーというのは一般的なオーディオ用としては小さいけれどPC用にすればちょうどいいに違いないと思ったのです。
PCオーディオとは
一般的に、PC用のスピーカーというのは、オーディオ用と違って右側の筐体にアンプ=アンプリファイア=増幅器が組み込んであります。しかもこれはアナログアンプでして、PCのスピーカー端子から出力されるアナログ信号を増幅します。つまり、PC内のデジタル信号をアナログに変換しているのはPCのマザーボードもしくはサウンド・アダプタなのですが、どうしてもPC内のノイズに影響を受けてしまいます。
PCオーディオというのは、PCからのデジタル信号をUSBケーブルで取り出して、デジタル信号からアナログ信号に変換し、それを増幅してスピーカーもしくはヘッドホンを鳴らす方式なのです。このデジタルからアナログに変換する装置をDAC(Digital Analog Converter)と言います。
製作
開梱してスピーカーを取り出してみました。やはり口径5cmですからかなり小さいですが、作りはしっかりしています。
付属の箱を使って組み立ててみました。とはいっても説明書そのままではなく、一番大事なバッフルは裏側から二重に補強しています。というのは、一見木材のように見えますが、木目が印刷された段ボール箱なんです。
視聴
これは普段ヘッドホンで聴くために使っているDACです。
USBケーブルでPCからデジタル信号を入力して、アナログに変換してヘッドホンまたは、アナログアンプに出力してやります。
手持ちの6V6シングル真空管アンプを使ってみました。
しばらくエージングしてやると、わずか5cmとは思えないほど豊かな艶のある音になります。特に人の声がすばらしいです。(それって真空管アンプの・・・)
次回
目の前に真空管アンプがあるのは、ほんというと邪魔です。そこで、次回はDACとアンプとスピーカーを一体化してみようと思います。
2013年8月4日 記