Peppermint 5(Linux)
Windows8シリーズは相変わらず売れていませんね。家電量販店ではインストール済みの個人用PCが主体ですから、Windows8.1しか扱っていない店が多いのですが、OSとして買う方からすると、次のWindows9を待っているというのが実状です。
そのWindows9ですが、Windows7風のインターフェースになる模様です。2014年7月1日のexciteニュース
しかし、それまで待てないユーザーも居るわけで、つなぎとしてLinuxを使ってみようかと思うわけですね。なにしろWindowsは有料でLinuxは無料ですから。
先に、Ubuntu 13.10をインストールしたPCは相当古いもので、メモリが768MBしかありませんでしたから、動作が重くて実用的ではありませんでした。もし、快適に動いていたら最新版のUbuntu 14.04 LTSにバージョンアップしていたのですが、このPCでは荷が重すぎるようです。LinuxというとWindowsよりも軽いというイメージがありますけど、現在のLinuxはかなり重くなっているようです。
Ubuntuのページの最後にも書きましたが、まだまだ軽いものがあるはずだと思い、探し出して使ってみた結果を紹介してみます。
openSUSE 13.1
出来るだけ軽いLinuxを探していたら、これを見つけました。なにしろ256MBのメモリで動くというのですから期待大です。
http://www.opensuse.org/en/右上の「Get it」をクリックします。
ダウンロードのページが表示されます。いろいろな種類がありますが、素直に直接リンクで32ビットPC版をダウンロードします。
ダウンロードしたISOイメージファイルを使ってインストールDVDを作成します。
しばらく使っていなかったPCを起動したらUSBキーボードを認識しません。BIOSのバックアップ電池が切れていて設定が全部無くなっていました。日付や時刻を設定しなおして、USBキーボードを使えるようにしました。さらに起動デバイスもDVDドライブを最初にします。
DVDから起動するところまでは素直に動きましたが・・・。
どういう訳か、メニュー画面が表示されるとすぐにHDDから起動してしまいます。メニューから「インストール」を選択することができません。OSの入っていないHDDを使っても同じで、メニュー画面で停止しないのです。あれこれ手を尽くしましたが、何度やっても駄目なので、これはあきらめました。残念です。
Peppermint 5
他にも軽いLinuxはあるだろうと探して、これなら行けるかもしれないと見つけたのがこれです。
http://peppermintos.com/左下のの「DOWNLOAD 32 BIT」をクリックします。
こちらはLive版とインストール版が一枚になっているようです。素直に直接ダウンロードしましたが、小一時間もかかってしまいました。BitTorrent方式の方が速いと思います。
ダウンロードしたISOイメージファイルを使ってインストールDVDを作成します。
こちらはちゃんとインストールメニューの表示で選択ができるました。当然ですけどね。Liveで試したりしないで、いきなりインストールしました。
言語の選択では日本語が無くてEnglishを選択しました。その後ユーザー名やパスワードなどの登録をします。
この上の画面にあるように、LinuxではLiveで使うという言葉が出て来ます。これはLinuxをHDDにインストールしないで、DVDやUSBメモリから起動して使うという意味です。Linuxを使ってみたいけど、HDDの内容は消したくないという場合などに使える機能です。
インストールが終わって再起動するのですが、このデスクトップの背景画像が出て来たときは、ちょっと引いてしまいました。なんだか分からない煙か雲のような物らしいです。すぐに設定を変更してしまいました。
デスクトップには全く何のアイコンも無い超シンプルなデザインです。左下からメニューが出て来てプログラムの実行などができるようになっています。まずはWebブラウザを使ってみます。
ブラウザはChromiumという名前なのですが、Google Chromeとそっくりな感じです。
しかし、日本語が文字化けしてまったく読めません。Choromiumの設定の中から文字コードの変更を見つけて日本語Shift-JISを選択してもだめでした。
そこで、OS側の言語設定(Language Support)で日本語を追加してやりました。
その結果、ご覧のようにちゃんと日本語が表示できました。
動作はかなり軽く、こんな古いPCでもサクサクと動きます。
2014年7月6日 記