12Vアウトレット
パソコンには5Vのアウトレットがあります。そう、USBコネクタです。ところが、12Vの方は外部で使う事ができません。内部では動力用に12Vがあるのに、これはもったいないですね。
USBの5Vだと扇風機の風力も弱いものしか作れません。大抵の電子工作の電源は12Vですが、わざわざDCアダプターを使うのもめんどうですから、PCから12Vを取り出せれば便利です。
そこで、12Vのアウトレットを作って、簡単に外部で12Vを使えるようにしてみました。
問題は、どこから取り出すかということですが、あれこれ考えた結果、余っている5インチベイを利用することにしました。上から1段目には前回BD-RWドライヴを入れましたが、2段目が空いています。
これは、5インチベイで3.5インチドライブなどを使う為の5インチ・3.5インチ変換マウンターです。HDDとかFDDを取り付けるのに便利ですが、今はその必要がなくなってしまったので余っていました。
1mm厚のプラバンでパネルを作り、そこにDCジャックを2個取り付ける事にしました。ちなみに1個40円です。
まずは、DCジャックを取り付けます。
これと電源コネクタを繋ぐには、この延長コードを使います。
真ん中2本の黒がグランド、太い赤が5V、そして太い黄色と細い赤が12Vです。
余分な線を切り取ってしまいます。
配線をします。
組み上がったパネルをマウンターに接着します。
サイドパネルとフロントパネルを開けて、コネクタを繋ぎます。
DCジャックを取り付けたマウンターをネジ止めします。
サイドパネルとフロントパネルで蓋をします。
2段目の5インチベイの蓋をあけると、このようにDCジャックが出て来ます。
さて、このDCジャックから電力を取り出すためのコードが必要ですね。なにしろそんなものは市販されていませんから、自作するしかありません。
と言っても、そんなに難しいことではありません。2芯のシールド線の両端にDCプラグを取り付けるだけです。ちなみに、このDCプラグは1個30円です。
はんだ付けして・・・、
カバーをすれば完成です。
これをDCジャックに繋げば12Vの電源として活用できます。内蔵の電源ユニットは400Wですから、電流はかなり余裕があります。
おまけ
『時空を超え 宇宙を超え』
2014年4月6日 記