液晶モニターボード
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ブラウン管モニターの上は小物置きとしても使えたのでとても重宝していました。冬になると猫の定位置にもなっていたのですが、液晶モニターに替えてからと言う物、上面があまりにも狭いので何も載せて置くことができない状態が続いていました。
つい最近、こんな物を見つけました。キングジムのディスプレイボードという、液晶モニターや液晶テレビの上に棚を作ることができるものです。なかなか細かなところまでよくできています。値段はそれなりにするので、同じようなものを作ってみることにしました。
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現在は液晶モニターは24インチ一台、22インチを2台使っていますが、そのうちの一台、Acer LCD Monitor P223W Bに載せる棚を作ってみます。
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横から見るとこんな感じですから、何も載せることはできません。
設計
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当初は、キングジムのディスプレイボードと同じようにアームで後面に固定する方式で設計を始めたのですが・・・
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ん??
後面をよく見るとネジ孔があります。そう、これはモニターアーム用のネジ孔でした。測ってみるとM4サイズで100mm間隔です。これを使えばしっかりと固定できそうです。
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そこで方針を変更して設計を完成させました。左の画像をクリックするとSketchUpファイルがダウンロードできます。
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分解図はこんなものです。とても単純です。
製作
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材料の切り出しをしました。本当は幅を500mmにしたかったのですが、手持ちの材料だと3mm合板で幅が450mmしかありませんでしたので、これに合わせました。
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3mm合板に前縁材の15mm角材を接着しました。
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接着が剥がれないように補強します。まず3mmの穴を5カ所あけました。
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そこにいつものように料理用の竹串を埋め込んで・・・、
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接着剤が乾いたら余分な部分をカットしました。
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さらに塗装をしてみました。今回は製作記に初登場のワトコオイルです。
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モニターアーム用の穴に取り付けるパーツとして、何か適当な物は無いだろうかと探してみたら、30mm角で170mmの長さの角材がありました。これをそのまま利用してみます。100mm間隔でM4のボルトを通す為にと5mmの孔を空けました。
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そこから棚板をささえるパーツは15mmの角材を使いました。
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これも接着剤で貼り付けておいて・・・、
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3mmの孔を空け・・・、
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そこに料理用の竹串を差し込んで・・・、
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乾いたら余分な部分をカットしました。
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さらにワトコオイルで塗装しました。
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モニターアームの孔に取り付ける為のボルトとしては、手持ちのM4のものを使いましたが、長さがちょっと長かったです。
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ワトコオイルは乾くまで24時間ほどかかります。塗装作業はオレンジオイルと同じように布に染みこませて手で塗ります。
乾いてからこのように取り付けました。
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棚板はネジ止め方式にしました。
完成
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これで完成です。
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前から見るとこんな感じで、キングジムのディスプレイボードと色違いのように見えます。
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裏から見るとしっかりと固定されている様子がわかります。
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元の位置に戻して上にあれこれ載せてみました。横に並んでいるもう一台の22インチLCDモニターにも作ってあげようと思います。
2016年6月14日 記