工作室 144 スパイスラック(調味料棚)

調味料は調理の際に手の届くところにあると使いやすいのですが、これまではちょっと遠くて困っていました。そこで、手の届く範囲に専用の棚を作ろうと思ったのです。

設計

いつものようにSketchUpで設計しました。左の画像をクリックするとダウンロードできます。

寸法を入れてみました。板はすべて9mm厚です。

製作

材料の切り出しをしました。

前回作った糸鋸盤用円形治具を使って丸い部分をカットしました。これはなかなか効率的で助かりました。

と、ここで大問題発覚!

なんと、使う材料を間違えていました。設計段階ではすべて9mm厚の板を使うことにしていたのですが、6mmと9mmを使っていました。裏側の40mm幅の横板は9mmでしたが、他は全部6mmだったのです。その為寸法が合いません。作り直すのは材料がもったいないので、寸法を詰めて合わせることにしました。余計な手間がかかってしまいました。

調味料が棚かな落ちないように3mmの太さの料理用竹串を使いますが、これの孔を空けました。孔空け位置を間違ってしまったところもあります。

組立てをします。接着剤で軽く固定しておいて釘を打ちました。

接着剤を付けて竹串を通します。間違って空けた孔にも通しておきます。

接着剤が乾いたらはみ出した部分をカットします。間違って空けた孔もきれいに隠れました。

棚をつるためのネジ孔をふたつ空けました。

これでひととおり完成です。

この後、ワトコオイルのダーク・ウォルナットで塗装しました。

今回は、台所の吊り戸棚の蓋に吊す方式で取り付ける為、その機構を作りました。1mm厚のプラバン(田宮模型のプラステック板)でひっかける方式です。

これをこのように取り付けました。

完成

その吊り戸棚に取り付けました。想定通り、ぴったりとはまりました。

普段使いの調味料を収納してみました。

以前作ったペーパータオル・ホルダーとの位置関係はこのようになっています。どちらもとても使いやすい位置となっています。

2017年3月5日 記

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