工作室 76 カタパルト
先日、戦艦武蔵がフィリピン中部シブヤン海底で見つかったとの映像にカタパルトが映ってました。そこで、僕もカタパルトを作ってみようと思い立ったのですが、カタパルトと言っても飛行機を打ち出すものではなくて、ピンポン玉を撃つものです。YouTubeでこれを見つけたので参考にしました。
設計：Google SketchUp
手持ちの木材に合わせてSketchUpで設計してみました。
SketchUpに関しては前回の「CandyDispenser」で解説してありますので、そちらを参照してください。
X線透視図を表示すると、構造がよくわかります。
製作
設計図から寸法を割り出して各パーツを切り出します。
土台となるのは15mm厚のホワイトパインの集成材ですが、実はこれ、余っていた端材そのままの寸法です。これに合わせて設計したのです。
20mm角の角材の先端には6mmの丸棒を30mmに切って埋め込みます。
すると、このように両端が5mmずつはみ出しますが、ここを指にひっかけて引っ張るわけです。これが無いとゴムの張力に負けそうになります。
回転の中心となるのは、この12mmの丸棒です。
うまいぐあいにプラスティックの円筒が見つかりました。ピンポン玉がすっぽりと収まります。実はこれ、ラッカー・スプレーの蓋なんです。
これを木ねじで止めます。
土台に組み立てます。
力のかかる部分ですから、下から木ねじでしっかりしめて補強します。
輪ゴムを引っかけるパーツを取り付けます。
これにもかなりの力がかかりますから、下から木ねじで補強します。
ゴムバンドを取り付けます。
完成：ピンポン玉発射
ピンポン玉が勢いよく飛んでいきます。
改良
実際に使ってみて分かったのですが、ストッパーの位置が後過ぎて遠くまで飛びません。そこで、より遠くへ飛ばす為にストッパーの位置を変え射出角度を変更しました。理想的なのは45度なのですが、そうするには基本設計からやり直さなければならず、材料が無かったのです。
2015年3月14日 記