工作室 256 種別お札入れ

以前作ったお札入れは毎日上着のポケットに入れて使っているのですが、お札を入れるポケット部分がひとつしか無いので、各種のお札をごっちゃにいれてしまい、使うときに必要なお札をすぐに取り出せず困ります。

そこで、一万円札、5000円札、1000円札の三種類のお札を別々のポケットに収納できるお札入れを作ることにしました。

ちなみに、2000円札はほぼ見かけることがありませんし、100円札、500円札ももう長いこと出会っていませんから、それようのポケットは必要無いことにしました。

設計

まずは、出来上がり寸法を描いてみました。実際は何枚も書き直しています。

各ポケットの寸法は幅100mm深さ80mmです。段差をつけて札の頭が100mm飛び出すようにしました。これにより、お札の種類が一目でわかるように工夫しています。

そこから展開図を描きました。さらに10mmの縫い代を足しています。

製作

材料は、前回の生地の残りを使うことにしたのですが、長さが足りないので、つなぎ合わせました。

縫い代を割ってアイロンで平らにならします。

さらに接着芯を貼り付けました。

あとでわかったことですが、ここに接着芯を貼ったのは間違いでした。裏地に貼れば良かったのです。

設計通りに折りたたみます。

アイロンで整えました。

裏面にはこの生地を使います。

その裏側に縫い線をアイロンで消えるフリクション・ボールペンで描き入れました。

これを中表に重ねて縫います。

縫いました。矢印の部分は返し口として残しています。

表に返す前に、曲線部にギザギザを入れたり、余分な部分をカットしました。

返し口から表に返し、アイロンで整えました。

裏面はこのようになっています。

返し口が開いているので、コの字まつり縫いで綴じます。

綴じました。

蓋はこのホックを使います。

縫付けました。ホックの縫付けも慣れてきたので、時間もかからなくなりました。以前はよく失敗して縫い直しをしたものです。

これもくまみき先生のおかげです。ホックの付け方

お札を収納してみました。

完成

これで完成です。

折りたたむ部分に接着芯を貼ったので、全体的にごわごわしています。裏布に貼れば良かったと反省しています。

裏側はこうなっています。

これで必要なお札を取り出しやすくなりました。

2021年3月7日 記

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