工作室 75 Candy Dispenser

今回は、このYouTubeの動画を観て刺激を受けたので、同じような物を作ってみました。設計にはこの動画の中でJim Steinbresherさんが描いたのと同じGoogleのSketchUpを使いました。なにしろSketchUpは初めてなので製作の時間よりも使い方を学ぶ時間の方が長かったくらいです。
設計:Google SketchUp
 
ここがGoogle SketchUpのサイトです。有料のプロ用もありますが、無料版で充分使えます。
 
使い方は動画で教えてくれます。僕はまだPart3までしか観ていませんが、それでもかなり使えるようになりました。クリックして、どんなものなのか覗いてみて下さい。
 
というわけで、SketchUpを使って僕なりのCandyDispenserを設計してみました。最初は板厚を全部9mmの想定で書き始めたのですが、手持ちの物だけでは足りないということがわかって、手持ちの材料で間に合わせるように書き直しました。
このSketchUpファイルを公開します。ここをクリックしてダウンロードし解凍するとCandyDispenser.skpが出来ます。これはSketchUpプログラムもしくはSketchUp Viewerで任意の向きに回転させたり拡大縮小したりして観ることができます。これはなかなか言葉では言い表せないほどです。
SketchUpはメールアドレスなどいろいろと登録しなくてはダウンロードできませんが、SketchUp Viewerの方は何も登録することなく、簡単にダウンロードできますから、初めての方にはお勧めです。
なお、Windowsの場合は、Windows7以降のOSが対象です。
 
このように内部構造をX線を使ったようにして見ることもできます。
ちなみに、JW-CADで描いてみたのがこれですが、3Dデザインの方がずっといいことがわかりますね。
 
製作
 
設計段階で想定していることですが、容器はこのネスカフェのインスタントコーヒーの瓶を使う事にしました。
 
空にして紙を剥がし、蓋の中央に30mmの孔を空けます。
 
9mmmの板を2枚重ねにして、この蓋がすっぽりとはまる大きさの孔を空けます。さらに3mmの合板には30mmの孔をあけます。
なぜか寸法を間違えて3mm合板はつぎはぎになってしまいました。
 
3mm合板を接着します。
 
このように蓋がすっぽりと収まりました。
 
側面板を作ります。Candyが滑り落ちるように角度をつけた板を接着しています。この角度も問題でして、最初に作った物だと途中で止まってしまうことがあり、作り直したのです。
 
Candyが滑り落ちる床になる板です。出口の部分は長めに想定していたのですが、実際に合わせてみると長すぎたので、このようにカットしました。
 
組み立てます。
 
立体的になってきました。
 
容器から落ちたCandyを一時ストックして、移動するパーツと正面パネルを作りました。
 
背面のパネルを接着します。
 
Candyが散らばらないように側面のガードレールを取り付けます。
 
正面パネルを取り付けます。
 
設計時点ではJim Steinbrecherさんと同じようにバネを使ってスライダーを自動的にもどすつもりでいたのですが、手持ちのバネが合わないのと、これに合うバネの入手が難しそうなので、輪ゴムを使う方式に変更しました。Jim Steinbrecherさんとは逆に、スライダーを引っ張って、常時その開口部が閉じている状態にする方式です。
奥まで引っ張り過ぎないようにストッパーで位置決めをしています。
 
上蓋は内部清掃の事も考慮して木ねじで取り付けました。
 
底にはスポンジの足を貼り付けました。
 
その下には木ねじが隠れています。これは補強の為のものです。
完成
 
いつもなら、ナッツ類があるのですが、今回は特別にJim Steinbrecherさんに敬意を表して同じくマーブル・チョコレートを入れてみました。これを食べるのは小学生以来です。約50年ぶり!
 
想定通り、適量が落ちてきます。これで食べ過ぎが防止できるかな?
2015年3月7日 記
小改造
 
引っ張る部分が持ちにくかったので、こんな風に把手を付けたらかなり使いやすくなりました。
2015年4月4日 追記


