工作室 55 非接触電圧検知器

Non-Contact Voltage Detector

いつものようにYouTubeをみていると、こんなものを見つけました。最後まで見たら、なんだか簡単に作れそうな気がしてくるものです。確かにUSB接続機器が動かないというような場合、まずはちゃんと接続されているのかどうかを確認する必要がありますが、そんな時に便利なツールになりそうです。

準備

フリーウェアの『回路図エディタBSch3V』の使い方にもだいぶ慣れてきました。

2N3904のエミッタ、ベース、コレクタの配置も調べておきます。1個5円です。

材料をそろえます。今まで使った事が無かった銅板は急遽買い求めました。0.1mmx100mmx200mmのサイズですから、かなり余ります。今後出来るだけ使っていくつもりです。プッシュスイッチはもっと小さいものの方が良かったのですが、これでは大きすぎますね。LEDは使い古しのもので、かろうじてリード線がちょっと残っているものを使います。ユニバーサル基板は最後に残った端材です。また買っておかないといけないなぁ。

ちなみに、プッシュスイッチは押したときだけオンになるテンポラリータイプのものです。

製作

基板の組立をします。基板が小さいので抵抗器は立てて使っています。

裏はこんな感じです。どうしても汚くなるので恥ずかしいものです。まだ製作途中なので、初段のベースのリード線が飛び出しています。後にこれにもリード線を繋ぎました。

当初は木材で箱を作ろうと思ってましたが、どうにも適当な材料が無くて困っていたところ、ガラクタ箱からこんなプラスティックケースを見つけました。おそらく10年以上も前に無計画に買っておいたもののようです。仕事で疲れると秋葉原に寄っては、こんなものを買い込んでいました。

穴空け加工をします。電子工作用のプラスティックケースなので簡単に加工できます。

ケースのサイズに合わせて銅板を切り取って、初段のトランジスターのベースからのリード線を繋ぐため、真ん中に穴を開けました。

裏面には厚手の両面テープを貼ってケースに貼り付けるようにしました。

基板をケースに固定する為に、このスペーサーを使う事にしました。

スペーサーを基板に取り付けます。ここ一カ所で充分です。

LEDはホットボンドで固定しました。

基板を固定し、銅板を貼り付けてリード線をはんだづけします。この角度からだとよくわかりませんね。

006P乾電池をスナップソケットに繋いで内蔵させ、蓋を閉じれば完成です。

完成

これが完成した姿です。それにしてもスイッチが大きすぎますね。

プッシュスイッチを押したまま、USBキーボードのケーブルに近づけると、このとおりLEDが点灯しました。離すとすぐに消えます。

2014年8月31日 記

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