工作室 17 LEDろうそく

ワンダーキットのLEDキャンドルキット

捜し物というのは、目的の物はなかなか見つからず、忘れていた意外な物がひょんな所から出てくるものです。

先日からあるものを探しているのですが、引越の時にどこにしまったのか忘れてしまい困っています。ときどき思い出しては、まだ開けていないダンボール箱などを覗いてみているのですが、数年前に途中まで作って放置状態になっていた電子パーツが出て来ました。説明書などは紛失したようですが、よく覚えているのでこまりません。

それがこれ、ワンダーキットのLEDキャンドルキット:CAN-D6です。

通常、LEDに規定の電圧をかけると単純に発光するのですが、これはいわゆるろうそくICを使って、ろうそくのように光が揺らめくように発光します。まるで風で炎がゆれているかのように見えるのです。

組み立てて発光テストまではしたのですが、どういう筐体に収納しようかあれこれ考えているうちに、他の事に気を取られて忘れてしまったのでした。

せっかく自分の前に出て来てくれたのだから、きちんと作る事にしました。

製作

本当は基板の組み立てから紹介すれば良かったのですが、基板完成後からのスタートとなります。

まず、電源スイッチはこの小さなスライド・スイッチを使うことにしました。というか、もう残っているのはこれしか無かったのですけどね。

電源は単三電池一本です。昇圧回路を搭載しているで乾電池1本、すわわち1.5VでLEDを光らせることができます。

そして、なんと筐体はトイレットペーパーの芯なのです。えっ、そんな馬鹿なと驚きでしょうが、あれこれ試してみた結果、これに決まりました。そのままではちょっと大きいので少し短く切っています。

蓋にあたる部分はこのように厚紙で、作りました。真ん中の孔はLED用、脇の小さな孔は基板固定の為のビス用です。

基板を取り付けます。基板に空いてた孔は2mmぐらいしかなくて、3mmのビス用に拡張しました。

簡単に、3mmのドリルを使ったのだろうとお思いでしょうが、なんと、今度はそれが見つからない。電動ドリルはあるけど、なぜか2mmの刃が着いていて、保管ケースには3mmだけが入っていないという悲惨な状況でした。ああ、どこに行ったんだろう。

スイッチを取り付ける孔をあけます。

配線をします。電池交換のことも考えて、リード線はかなり長くしてあります。

スライド・スイッチはリード線をはんだ付けして差し込むだけにしています。なんだかうまい具合にぴったりとはまって動かないので固定していません。

蓋を閉めて完成です。

集中したので、いちごのシフォンケーキでも食べようかな?

道重さゆみプロデュース「いちごのシフォンケーキ」

部屋を暗くすると、かなり効果的です。どこからともなく、冷たい風が吹いてくるような気がし・・・あ、エアコンか・・・。

2013年8月23日 記

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