工作室 286 縦型ペンケース試作

構想数ヶ月、ようやくまとまったオリジナルの縦型ペンケースを作ってみたところ、悲惨な結末が・・・

縦型ペンケース構想

Youtubeで縦型ペンケースの作り方を探してみると、このようなものが見つかります。上部をずるっと引き下ろすと中のペン類が顔を出すという方式です。この場合はスナップボタンで蓋を閉じています。

画像をクリックすると、別タブでYouTubeが表示されます。

この場合はファスナーで蓋を閉じています。

画像をクリックすると、別タブでYouTubeが表示されます。

作り方はかなり難しそうですし、どうも刷り下げるという方式になじめませんから、あれこれ考えた結果、このような形に至りました。全面に斜めに配置したファスナーで開け閉めする方式です。

製作

厚手の方眼紙で型紙を作りました。

これを使って表布を裁断しました。

内布は、間に返し口を設けるために二枚合わせにする必要があり、縫い代を10mmずつ広げています。

ファスナーは16cmのものを使います。端処理は行ないません。

ファスナーを表布に中表に重ねます。

いつものように、しつけ縫いをして仮止めしました。

さらに、内布を重ねて端から5mmを縫いました。

もう片側も同様に縫って、さらにこのように折り返して端から1mmほどを縫って置きます。

内布を二枚重ねて、

縫い代10mmで縫い合わせました。矢印の部分は返し口にする為、空けています。

開いて、縫い代を開いてアイロンで整えました。

間にファスナーを縫付けるために、図面上では展開した場合の寸法がわかりませんから、現物あわせで寸法を測って、

表布のもう一面を裁断しました。

これを中表に重ねます。

内布のほうも同様に重ねます。

上部はまっすぐ塗って、角をカットしました。

下部はマチを作るために、このようにカットしておいて、

表布、内布を重ねて縫い代10mmで縫いました。このときの重ね合わせ作業にかなり苦心しました。なにしろ片側が斜めになっているので、まっすぐになりません。

返し口から表に返します。第一段階はこのようになりました。

さらにファスナー側から返すと、一応想定していた形になっています。

完成?

このように、最初のデザイン画のように出来たようですが、

大失敗

なんと、底が空いています。ファスナー無しでペンの出し入れが出来そうです。

この段階で気づくべきでしたが、まったく気がついていませんでした。(泣)

2021年11月14日 記

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