工作室 93 Bluetooth Speaker 2

前作のBluetoothスピーカーでは、小出力デジタル・アンプと小出力超小型スピーカーの組み合わせで音質的に失敗したので、今回は使い慣れたアンプとスピーカーの組み合わせで作ってみました。さらにスピーカーの全体の大きさを変えずに低音も伸ばすという工夫もしています。

設計

いつものようにSketchUpでデザインしてみました。見かけは前作のBluetoothスピーカーと変わらないように見えますが、よく見ると違っているのがわかります。

左の画像をクリックするとダウンロードできます。SketchUp Viewerで任意の向きに回転させたり拡大縮小したりして観ることができます。

分解図はこんな感じです。

電源はアンプに合わせて12Vとしています。BluetoothMusicReceiverの方は5Vですから、三端子レギュレータで5Vを取り出しています。LED用の抵抗器は計算上は470Ωにしています。

三端子レギュレータとLED用の抵抗はユニバーサル基板(PCB)を使って配線するように工夫してみました。

製作

可変抵抗器、DCジャック、LEDは前作のBluetoothスピーカーを分解して取り出した物を使うことにしました。電源スイッチだけは、押しボタン式ではなく、このようにトグル・スイッチに変更しました。

アンプは何度も使っている秋月電子通商のものです。

MDF板を切り出しました。

フロント・パネル、リア・パネルに各パーツを取り付けました。LEDは表からは見えなくしています。これは電源を入れたときに木目シートを通して灯りが見えるように工夫しているわけです。

裏側はこんな風になっています。

バッフル板はいつものようにマジックペンで黒く塗りました。

スピーカーを取り付けます。

アンプを組み立てました。

LED用の抵抗をストック・パーツの箱から探していたら、どうやらそれらしき物が数本見つかりまして、自作の抵抗器カラーコード早見盤で確認したところ、塗色が黄・紫・茶・金ですから470Ωでした。理論的には460Ωなのですが、そういう抵抗器はないので、これを使うことにした訳です。

PCB基板上に三端子レギュレータとLED用の抵抗を取り付けます。そういえば、この三端子レギュレータ(TA7805S)も、アンプのLSI(TA8207KL)も昨今何かと話題の東芝製でした。こういう電子デバイスは東芝製の物が信頼性が高いのです。

箱に組み込む前に、このように仮組をして音だしテストをしてみました。

その結果、なんと可変抵抗器の左チャンネル部が壊れている事が判りました。幸い同じ10kΩAカーブの二連可変抵抗器がもう一個あったので、すぐに交換しました。

第一作目のBluetoothスピーカーでは組み立ててしまってからのテストだったので、これが判らなかったのです。

アンプと三端子レギュレータ等を取り付けたPCB基板を台座の板に、スペーサーを介して木ねじで固定しました。さらにフロントパネルを接着します。

BluetoothMusicReceiverは厚手の両面テープで台座に接着しました。アンプへの接続はミニプラグを使って取り出しています。電源の5Vはこのように、USBプラグからではなく、直接基板に供給しています。これで回路ユニットは完成です。

この角度からだと、スペーサーで床挙げしているのがよくわかります。

LEDの配線をしました。LEDには極性があるので、うっかり間違えないようにリード線を短く切るときに元と同じようにカソード側よりもアノード側を長くしています。

寝かせてみました。

反対側からも撮ってみました。

二連の可変抵抗器の配線は入力側も出力側も二芯のシールド線を使っています。

箱を組み立てて回路ユニットを組み込みました。

スピーカーコードをはんだ付けして配線が完了です。

バスレフ用のダクトを取り付けます。ただの紙筒です。一見、単純に見えますが、これがあるのと無いのでは低音の伸びが違います。

天板取り付けはネジ止め方式にしました。あらかじめネジ受け用の板材を四隅に取り付け、天板にも孔を空けました。

木目シートを貼り、ネジ孔の上には切り込みを入れました。

天板をネジ止めします。

底には防振用に丸いゴム足を貼り付けました。

完成

これで完成です。

電源を入れるとこのように中央の木目のパネルにLEDが光点が現れます。

裏面はこのように上にバスレフのダクト、下にDCジャックが見えます。

2015年8月1日 記

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