工作室 185 Spline Jig 2
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2015年5月に製作したSplineJigはミニ・サーキュラソー用の治具でしたが、そのミニ・サーキュラソーはしばらく前にお蔵入りになってしまいました。
そこで今回はトリマー用のスプライン治具を作ります。
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トリマーと言っても、このようにルーターのようにひっくり返して使っています。
ルーターは高いので安く済ませているというところです。この写真では3mmのストレート・ビットを取り付けています。この角度からはわかりにくいのですが、5mmだけMDF板で作ったトリマー・テーブルから顔を出しています。
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裏から見るとこうなっています。
ちなみに型番は、RYOBI TRE-60Vです。
設計
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いつものようにSketchUpで設計しました。左の画像をクリックするとダウンロードできます。
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寸法を入れてみました。実際には端材に合わせて作っています。
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分解するとこうなります。
製作
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前回の部品箱整理棚で余った端材から直角二等辺三角形を四個切り出しました。まるで電動工具を使ってカットしたように見えますが、鋸で手作業で切り出しています。
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幅は端材の残りを考慮して80mmに決めました。
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これまたかなり古い3mmのシナ合板の端材を見つけました。ちょうどいいサイズなのでカットせずそのまま使うことにしました。
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これでパーツが揃いました。
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組立て開始です。
![](185/11.jpg)
各パーツを正確にカットしたので、組立ては実に楽です。
![](185/12.jpg)
ここまでは接着剤で組み上げました。
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力のかかるところは木ねじを使います。位置を決めて下穴をあけ・・・、
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木ねじをしっかりと締めて固定しました。
完成
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これで完成です。特に必要は無いので塗装はしていません。
使い方
![](185/splineJig2_320.gif)
このように箱の角をこの治具に当ててスライドさせるだけです。
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このように3mmの溝が空きました。
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ここに3mmのスプラインを埋め込みます。この場合は木工ボンドよりも写真のTitebondの方が後で鋸で余分なはみ出しをカットするときにかちかちにかたまるのでお薦めです。
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というわけで、きれいにできました。
2018年4月27日 記