工作室 52 電気行灯

余った電球の使い道は

この電気スタンド。いったいいつごろ買ったのか、まったく記憶にありません。どうも学生時代のものとは違うように思うので、35年ぐらい前のものだと思います。電球は何度か取り替えているようです。このような電気スタンドは冬は暖かくていいのですが、夏はその熱がほんとにじゃまになります。そこで、今回思い切ってLED電球と交換しました。

左側がLED電球で、なんと消費電力はわずか5Wです。右が古い白熱電球で30Wのものです。

交換して電球が余ってしまったわけですが、何かに使えないだろうかと考えていて思い当たったのが電気行灯です。

必要なのは、この電球に合うE26口金です。

電球をセットすると、あたりまえですがぴったりです。

これを木枠に収納すればいいのですから、JW-CADで設計してみました。使うのは10mmX10mmの角材と10mmX60mmの板材です。

行灯らしくする為に和紙を貼ります。たまたま紙の専門店で買って置いた手漉き和紙があったので、これを使います。

製作

材料を切り出します。

枠の部分を組み立てます。

口金の台座部分を組み立てます。

口金を取り付けます。電源コードは台座の中を通しています。

枠の中に口金台座を取り付けました。

底板を取り付けて、ゴム足を3個ネジ止めしてみました。

電源スイッチはスライド・スイッチにします。真空管アンプ工作時代の電源コードをジャンク箱から探し出して使う事にしました。

電源スイッチを組み立てます。

和紙を貼って完成です。

やわらかな光

手漉き和紙が電球の光をほどよく分散させてくれるので、とてもやわらかく感じます。

余った白熱電球用にと思い作ったのですが、夏の間はさすがに熱いのでLED電球を使う事にしました。電気代も安上がりになりますしね。

2014年8月3日 記

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