工作室 334 平型布箱

前回は正方形の箱を作りましたが、今回はほとんど同じくらいの生地を使って長方形の箱を作ってみました。

形から観てこちらの方が実用性が高そうです。

設計

ほとんど、適当に図面を描いてみました。

左の画像をクリックすると、別タブで型紙のPDFが開きます。

製作

表布はこれを使います。

内布はこれです。

接着芯をカットしました。

これを表布の裏面に接着しました。

これに合わせてマチの部分をカットしました。

表布と内布を中表に重ねて、青の矢印部分を縫います。

黄色の矢印部分は、120mmの返し口を空けておきます。

このように畳んで、縫い代をアイロンで開きました。

今度は、両脇を縫います。

縫いました。

次にマチを作ります。

表布、内布とも二カ所ずつ縫いました。

さらに、表布と内布のマチ同士を縫い泡あせます。先ほどの縫い線よりも2mmほど外側を縫います。

縫いました。

返し口から表に返します。自動的に内布の底が表布の底にぴたりとくっついています。

アイロンで整えました。

口の周りをぐるっと一周、縫い代1mmほどで縫いました。これで返し口も自動的に綴じました。

四カ所の縦の稜線を縫い代1mmほどで縫いました。角がきっちりと立ちます。

完成

これで完成です。

前回の正方形のものよりも、深さはありませんが、長いものも入るので、実用的だと思います。

前回は、手のひらの熱で消えるのかと思いましたが、どうやら撮影用のスポットライトの強力な熱で消えてしまうこともありそうです。

2023年4月23日 記

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