工作室 375 紛失防止鍵袋

鍵をそのまま持ち歩くという人はほとんどいないでしょう。大抵はキーホルダーに取付けていますね。ところが、キーホルダー毎紛失するということも偶にあります。一度、業者にマンションのドアを開けてもらい3万円も払った事がありました。ちなみに、マンションの入り口は隣の部屋の方に開けていただきました。翌朝、仕事先の机の隅っこにキーホルダーが隠れているのを発見したときはへなへな一気に力が抜けて情けなくなりました。なぜ、キーホルダーをポケットから取り出したのか、未だに意味不明です。他にも、コートに入れたまま、コートを着忘れたりなど、鍵にまつわる失敗談はたくさんあります。

そこで、数年前にYouTubeで見かけた物が、キーを体から離さないしくみで、ちゃんとキーがホルダーに入って隠れるという優れものでした。さっそく作って使っていますが、とても便利で、紛失する可能性が限りなくゼロに近い物なので、改めて作り直して見ようと思います。

設計

部屋の鍵の大きさに合わせて作図しました。鍵に丈夫なナイロン紐に取付け、その紐をズボンのベルトに通し、キーホルダーはズボンのポケットにしまいます。すると無くすことはほぼありません。

左の画像をクリックすると、別タグでPDFが開きます。1ページです。

製作

いざ製作にとりかかろうと材料のフェルトを探したら、厚手の物しか残っていませんでした。厚すぎるとごわごわして使い勝手が良くないので、近所のダイソーで買って来ました。表面と裏面に色違いのフェルトを使います。

型紙よりひとまわり大きく切り取りました。

型紙を写し取って、二枚重ねし、

ずれないようにしつけ縫いをしました。こちらからはよく見えませんね。

こちらからなら、はっきり見えます。こちらを表面にします。

カットしました。

糸は、太めの20番を二本取りで使います。

縫い方はボタン穴かがりとまったく同じ方式で、間隔が広いだけです。

片面縫い終わったので、

しつけ糸を外しました。

と、ここで泥縄式、ボタンを付けるのを忘れて居ました。これは表と裏を区別する印なんです。色を変えれば解るだろうと思ったのですが、どっちがどっちなのか、忘れそうですから、はっきりわかる印を付けておく方が無難です。

ここにきて、鍵を挟み込みます。鍵には丈夫なナイロン紐をくくりつけています。

もう片方も縫い終わりました。

裏側はこうなっています。

製作

これで完成です。

軽く振ると鍵が飛び出し、袋を離すと自動的に収納されます。

ちなみに、これまで使っていた物がこれです。かなりくたびれて口が広がってしまい、鍵ごと飛び出すようになったので、作り直したというわけです。。

2024年5月26日 記

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