工作室 395 小型縦型かばん2

実は、これまでの厚い買物袋を小型縦型かばんに入れて持ち歩いて居ました。そのまま使えるサイズなのですが、せっかく買物袋の方を新調したのですから、そのケースの方も新調することにしたのです。

追加の機能としては、予備のレジ袋を収納するポケットを後面に取付けると言うことと、買物袋を取り出すときに、鞄の方にひっぱりタグを取付けることです。

設計

基本的な寸法は小型縦型かばんと同じです。

左の画像をクリックすると、別タブでPDFが開きます。A4用紙で3ページです。

製作

最初に吊下げ用とひっぱり用のタグを三個作ります。

生地を四つ折りにして、

端を縫いました。

これを三分割して、

そのうち二つには、Dリングを取付けました。幅は15mmです。

次に蓋を作ります。生地を二枚準備して、

中表に重ねて、縫い線を描いて縫いました。

片側接着芯を貼って、

余分な部分をカットし、

表に返してアイロンで整えました。

ボタン穴の位置を決めて、4mmの孔を開けました。

20mmのボタンを使うことにして、縫い線を描き入れました。

この写真ではわかりにくいのですが、孔を調整して鳩目にしてあります。

半分縫いました。いつも入れている芯線は入れていません。

ボタン穴かがりは久しぶりでしたので、途中で一回休憩しました。

次に、内布を作ります。内布は二枚構成で底に幅50mmのマチをつくる方式です。

中表に合わせて縫い代10mmで縫いますが、矢印部分の60mmは返し口として残します。

出来ました。

縫い代を割って、

園の角に50mmのマチを作ります。

縫いました。

余分な部分をカットしました。

返し口が小さく開いています。なんだか小さすぎたかなと不安になりました。

前面と後面の生地をカットしました。

後面には予備のレジ袋の為のポケットを作ります。

ポケット生地の上部を10mm折りたたんで、二カ所縫いました。

これを後面の生地に重ねて、この後の作業で位置がずれないように、しつけ縫いをしておきました。

側面の生地には接着芯は貼らずに柔らかいままにしておきます。

まず、前面の生地と中表に重ねて縫います。

前面の下側には引っ張り用のタグを縫付けました。

内路面も縫付けました。

表に返してアイロンで整えました。

蓋を縫い代5mmで仮縫いして固定します。

できました。

肩掛け紐を繋ぐためのDリング用のタグを、縫い代5mmで仮縫いして固定しました。

これを先に作って置いた内布に差し込んで、口の周りを縫い代10mmでひとまわり縫います。

出来ました。

底に開いている返し口から、

表側の生地を引っ張り出します。

やはり、返し口60mmでは小さくて苦心しました。

開いている返し口を、

いつものようコの字まつり縫いで綴じました。

内布を中に押し込んで、

ボタン穴の位置を決めて、

ボタンを縫付けました。

口の周りを縫い代5mmほどで縫いました。

これで完成です。

後面のポケットのしつけ糸も抜いてあります。

先週作った新しい買物袋の出し入れも簡単にできます。

2024年11月11日 記

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