工作室 110 日付掛け時計
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毎年この時期になるとクリスマス関係の工作記事が多くなりますね。キリシタンではないのですが、ついつい観てしまいます。特にいつも観ているSteve Ramseyさんのこの映像ではふたつのブロックで日付を作るところにぴんときました。
これは古くからあった手法なのですが、この映像をみてあらためて面白いと思ったのです。そういうわけで、今回はこれに時計を組み合わせたもの、日付付き掛け時計を作る事にしました。日付が自動で変わる時計ではなく、自分で日付を変える時計というわけです。
設計
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いつものようにSketchUpで設計しました。分解図をいくつかに分けてあります。
左の画像をクリックするとダウンロードできます。Zip形式で六つのファイルを圧縮してありますので、解凍してご使用ください。
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本体部の分解図です。
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煙突はこのように軽くするために内部が空いています。
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日付ブロックは6mmの板の組み立て式です。
製作
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材料の切り出しをしました。
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先に煙突を組み立てておきました。
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本体の裏板には壁に取り付けるための孔を空けておきます。
実はこの板はガラポン抽選機の時に切り出して置いた六角形の板だったのですが、透明板を使うことにしたために余っていたものを流用したのです。その為に真ん中に12mmの孔があいていますし、下の角が寸足らずになっています。
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箱の組立てをしました。
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時計は100円ショップで入手したこれを使うことにしました。文字盤が丸ではなく、台形の形をしています。
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分解しました。
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文字盤はPhotoshopで別の物を作りました。
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これを印刷して、70mm角のプラバンに貼り付けます。
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さらにこれに時計ユニットを取り付けます。
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時計ユニットは裏側に両面テープで貼り付けます。
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表から見るとこんな感じになります。
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短針・長針・秒針を取り付けました。目覚まし用の黄色の針は取り付けません。
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表面板に鉛筆で切り欠きの線を描きました。
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空いた孔に時計ユニットを取り付けました。
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時計の電池交換の為に表面板を空けなければなりませんが、これを蝶番と磁石固定方式にしました。磁石を取り付ける孔を空けます。
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いつも使っている6mmのネオジム磁石を埋め込みました。
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この上に6mmのダボを埋めて磁石が外れないようにして、屋根の下に取り付けました。
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表面板の方にも同様にして磁石を埋め込んでいます。
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表面にはこのようにダボが飛び出していて、開け閉めのときの取っ手になります。
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蝶番の取り付け位置を鉛筆でなぞって孔空け加工と窪みあさりをします。
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蝶番を取り付けました。
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日付ブロック用に6mm厚の板をこのように45度の角度で斜めカットしました。一片が52mmです。
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接着剤を付けてテープで巻いて乾くのを待ちます。
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乾いたらやすりがけをして・・・、
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下地塗装をしておきます。
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Photoshopで日付の数字を作ります。ふたつの立方体には、012345と012678を担当させます。
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これを印刷して貼り付けました。印刷用紙にはエーワンのラベルシール型番28409を使いました。これはカット自由自在なのでとても便利です。
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次に、数字部分を切り出してしまいます。
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黒のスプレーで塗装します。
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乾いてシールを剥がすとこのように数字が黒く残ります。しかし、辺が黒くなってしまいました。当初はきちんとマスキング・テープで目張りするつもりでいたのですが、慌てて塗装してしまった結果なのです。まあ実用上何も問題ないのでこのまま使うことにしました。
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本体の塗装をしました。こちらは時計ユニットはしっかりと目張りをしておきました。
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最後にクリア・ラッカーで仕上げて塗装完了です。
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時計に電池を入れて動かします。
完成
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完成です。壁に取り付けてみました。
時計文字盤にSUZUと名前が書いてある小学生の子供用ですが、どうにも配色が女の子っぽくありませんね。反省点です。
運用
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日付はふたつの日付ブロックの組み合わせで表現します。パズルのようです。こつは6と9をひっくり返して使うことです。
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電池交換はこのように蓋を開けておこないます。
2015年12月13日 記