工作室 213 二極回転子輪ゴム銃

前回に引き続き、今回も輪ゴム銃です。形状的にはオートマチック式の連発銃ですが、回転子周りの方式がこれまで作ったものと違っているので、作ってみようと思ったわけです。

ちなみに、回転子というのは僕の用語で、輪ゴムを取付けて回転するパーツの事です。一回転で4発発射できるものが一般的です。輪ゴムを90度間隔で装填します。ところが、今回のものは一回転で二発発射です。すなわち、輪ゴムを180度毎に装填しているのです。

YouTubeで見つけたこの動画を観てそれに気づいたのですが、180度間隔というと工作が簡単だろうと直感したのでした。

型紙はここから入手できました。左画像をクリックしてください。別タブで開きます。

製作

型紙を貼り付けて各パーツを切り出しました。

オリジナルの者とは少し変えてあります。まず、この二つですが、回転子の取り付けを変更しています。

さらに、引き金を戻す為の輪ゴムの取付け方式も替えました。

組み立て開始です。右側パネルを下にして、各パーツを載せていきます。

回転子などは最初の直感通り一発で精度が出せて、ほぼ無調整でした。引き金部分はスライド方式なので、少しずつ紙ヤスリで削って調整しました。

可動パーツは5.6mm厚のMDF板、その他のパーツは6.3mm厚のMDF板を使っています。可動パーツ以外は接着します。

左側パネルで蓋をします。左側パネルは接着しません。ちなみに左右のパネルは3.4mm厚の合板を使いました。

グリップ部には8.3mm厚の単板を使いました。これをカンナとヤスリで握りやすく丸みを付けました。

塗装しました。今回は二色塗装です。

左側のパネルは、内部の輪ゴムの交換を考慮して、接着せずにビス留めをしますので、そのためのビス穴を開けます。

グリップ部を接着して・・・、

ビス留めしました。

完成

最後のパーツを取付けて完成です。

試射してみました。なかなかいい感じです。

回転子はほとんど隠れているので、横から見るとわずかにぴょこぴょこ動いているのが見えるくらいです。

2020年5月3日 記

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