工作室 225 Tシャツ用WKMケース

前回てぬぐいエコバッグから取り外したポケット。これは別の用途に使うことを予告していましたが、さっそくTシャツ用ウォークマンの首つりケースを作ってみました。

外出するときは胸ポケットがあるシャツを着るので、ウォークマンはその胸ポケットに入れて使っています。室内で何か作業をするときは、Tシャツだけのことが多いので胸ポケットが無く、ウォークマンの収納に困っていました。以前は小型のウォークマンを使っていて、専用の首つりケースを使っていたのですが、数年前のゲリラ豪雨で動かなくなり、あらたに中古で買ったウォークマンはかなり大きくてそのケースに入らなかったのです。

ちなみに、作業中は前に垂らすとじゃまなので、背中に垂らして使います。

製作

これが切り離した、手ぬぐいエコバッグのポケットです。

これが中古で買ったウォークマン。かなり大きいです。大きいとは言っても初代ウォークマンと比べると超小型ですけどね。

そうです、実は初代ウォークマンを買いました。もう41年前の話です。

ポケットを裏返しました。大きさは余裕があります。

そのままではかがんだときに飛び出てしまうので、蓋を付けることにしました。マスクを作った時の歯切れを使います。

中表にして二つに折り、整形しました。

丸みがあった方が使いやすそうなので、チャコペンで丸みを付けました。

カットして、縫い線をきちんと描き入れました。手縫いだと、一定の縫い代を保って縫い進めるのは至難の業ですから。

白い糸で縫いました。

中で重ならないように、丸い部分はキザギザを入れます。

ひっくり返して、蓋の完成です。

首からぶら下げるので、何かいい紐など内かなと探したら、こんなものが見つかりました。マスクの自作をしようとゴムを買いに行っても見つからず、最終的にはこれで結わえてもいいかなと思い買っておいたものでした。あの頃は、本当に材料が品切れで探すのが大変でした。太さもあって首に優しい材質なので目的にぴったりです。

旨い具合に縫いしろにぴったりと合うので、ここに縫い付けることにします。

縫いました。思いものではないので、これで十分過ぎるくらいです。

ひっくり返えすと、縫い目が完全に隠れました。

蓋はここに縫い付けました。

裏もきちんと縫いました。

ウォークマンを入れてみます。

蓋を閉めると、こうなりますが、さてどうやって蓋を固定しようかな?

あれこれ考えてみた結果、シャツのボタンを使うことにしました。なにしろただです。

縫い付けました。サラリーマン時代にもこれはよくやっていました。そのために針と糸を買っておいたのが、マスクを作り始めたきっかけです。

蓋の方にはボタン穴を空けました。

ボタン穴かがりは僕の技術では無理があります。家庭用コンピュータミシンには、その機能があるようですが、まだ買う気力がありません。

そこで、非常手段として登場したのがこれ。ボンドで穴のほつれを止めるという作戦です。

これが案外効果的で、こんな風にきれいにできました。

ボタンもしっかり穴を通り蓋を固定できました。

ここで、さらなる問題が・・・、なにしろサイズはウォークマンに合わせたわけではないので、幅がゆるゆるで動いてしまうのです。

そこで、ここをまっすぐ縫って幅を狭めてしまおうという事にしました。

まあ、まっすぐというのは言葉の綾というか、気持ちの問題で、ほぼまっすぐに縫いました。

これで、ウォークマンがぴったりと収まりました。

完成

これで完成です。切り離したポケットの有効活用ができました。

ごらんの通り見栄えはひどい物ですが、室内だけで使いますし、そもそも背中側にたらすので、自分でも観ることはほとんどありませんから、まったく気になりません。

今週のマスク

布は数種類まとめて買うので気がつかなかったのですが、完成してみたら、どうも女性用じゃないかという疑問が生じて来ました。

型紙もまた新しく作り直しています。最近作ったマスクはゴム取付け部が小さくて、ひっくり返せるのかなと言う疑問があるようですが、実は返し口はあごのところに設けています。これによって工数が少なくなって作りやすくなりました。

2020年8月2日 記

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