工作室 278 三角定規吊下袋等

いつも裁縫はワークベンチの上で作業しています。Workmate225という、木工用に通信販売で買ったものです。裁縫ではそれほど大きな道具は無いのですが、斜辺が30cmの三角定規と幅が5cmの50cm物差しが大きくて邪魔になることがあります。他の机の上によけておくと、それはそれで邪魔になります。

そこで、これらをワークベンチの端から吊下げて置き、必要に応じて引っ張り出せるようにしようと思います。

30cm三角定規吊下げ袋の設計

ワークベンチの端に両面テープで貼って吊下げる方式にします。さらに、今回は糸で縫うのではなく両面テープで貼り付けることにします。底の方はとんがっているので、口を空けてむき出しにします。左の画像をクリックすると、別タブでPDFが開きます。

製作

裏地にあたる生地をカットしました。

表布も同じ生地にしました。

アイロンで折りたたむ部分をきれいに癖を付けます。

表布の方も同様です。

この自作アイロン台については、最後に説明します。

ダイソーで買って来た布用強力両面テープを使います。

なかなか強力なので修正がしずらく、注意して貼り付けていきます。

写真ではわかりにくいのですが、表布と裏布を合わせました。

完成

表側からは貼り合わせが見えません。これで完成です。

透明な三角定規を差し込んでみました。はみ出し具合がよくわかります。

この写真の右端の裏側に、さらに両面テープを貼って、ワークベンチの端に吊下げます。

50cm物差し吊下げ袋の設計

これも同様にワークベンチの端に両面テープを使って吊下げる方式です。細長いので、短縮して描いてあります。左の画像をクリックすると、別タブでPDFが開きます。

旨い具合に、ちょうどいいサイズの細長い端材がありました。

これもアイロンで折り目を付けます。

底は物差しを50mmはみ出させますが、三角定規と違って、そのままではすぽっと抜けてしまうので、30mm幅の布でストッパーを作ります。ここには力がかかりますから、糸で縫付けます。

こんな具合です。

折りたたんで、両面テープで貼り付けました。

上部も貼り付けました。

表側から見ると、こうなります。

上部を表から見ると、一部裏面が見えています。ここは内側に折りたたんだので、生地が無くなってしまった訳です。まあ、自分で使うのだし、そもそもワークベンチの裏側に吊下げるのだから、まったく見えなくなるのです。

50cm物差しを差し込んでみました。

上部はこのようにかなりはみ出しています。この方が取り出しやすいのです。

両方完成

アイロン台の自作

これまで使っていたアイロン台は、折りたたみ脚が付いたプラステック製の砲弾型枠材にスポンジを載せ、銀色にコーティングされた生地で覆われたもので、いわゆる家庭用のアイロン台です。これで接着芯を貼り付けるとしわになるという現象が頻発するようになりました。そのアイロン台を使わずに、ただの板の上でやってみると、うまくできたので、どうやらアイロン台がへたってしまったようだと判断しました。

そこで、YouTubeで見つけたこの動画をそっくりまねて作りました。布の色までそっくり同じですが、違いはMDF板を一枚だけにしたところだけです。

その結果、とても使いやすいアイロン台ができました。

このYouTube動画に登場した布用強力両面テープが、今回の製作のヒントになったのでした。

2021年9月5日 記

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