工作室 35 空き缶スピーカー2
今回はステレオで
前回作った空き缶スピーカーは思いの外便利で、よく使っています。そうなると欲が出てくるもので、前回はモノラルだったので今回はステレオで作ってみることにしました。
製作
今回使う空き缶はこれです。缶と言っても金属では無くて楕円形の紙の箱です。実は形が気に入って何年も前から保管していた物です。当初はラジオにしようと思っていたのですが、携帯音楽プレーヤーのステレオスピーカーにすることにしました。使うスピーカーは横に置いてある100円のもの2個です。
アンプは、LM380というICを2個使ったキットで、音量調整用の可変抵抗器が左右チャンネル別々に付属しています。電源は12Vなので、いつも使っているスイッチングDCアダプターを使う事にしました。
他に、電源入力用にDCジャック、信号入力用にステレオミニプラグ、電源スイッチ用にトグル・スイッチを使います。
基板を組み立てました。スピーカーのリード線は後で取り付ける事にします。
蓋の裏側にけがきを入れて孔を空けてやります。はじめはスイッチ類も直接取付用としたのですが、実測2.6mm厚のボール紙だと細かな加工が難しいので、それらはプラバンで操作パネルを作る事にしました。
いつもの1mm厚のプラバンを加工します。
部品を取り付けます。
表からみるとこんな感じです。
蓋にスピーカーと操作パネルを取り付けます。
スピーカーのリード線を適当に切って基板にはんだ付けしてから基板を固定します。その後に他の配線をします。
ミニプラグから左右各チャンネルへの分岐の様子です。
参考の為、回路図を書きました。
このように左右独立のものより、下の写真のような2連の物の方が工作も操作も簡単ですが、せっかく付属しているので、そのまま使う事にしました。
正面からみるとこんな感じです。何かの顔のように見えてきますね。
楕円形の箱を横に置く事になり、安定させるために底にあたる部分に足を付けます。
これで完成です。試聴してみると、100円スピーカーの特性のために低音はほとんど出ません。次回はもうすこし大きなスピーカーを使う事にします。
右回り?左回り?
慣れると意識的に回転の向きを変えることができますよ。
2014年1月26日 記