工作室 95 模型自動車
夏休みですね。小学生の頃、夏休みの工作は何を作ろうかと毎年楽しみでした。クレーン車とかレーシングカーがほとんどでしたけどね。当時はバスサ材や竹籤、そして厚紙が主な材料でした。そんな夏休みの工作を懐かしんで、今回はこんな形のスポーツカーを作ってみました。
製作
まずはタイヤを作ります。30mmの丸棒を12mm厚に切り出し、中心に3mmの孔をあけました。
いつも使う料理用の竹ひごを通してみます。
車体はこんな風に18mm厚の板を4枚貼り合わせて作ります。
その板をそれぞれ切り出しました。デザインは適当に鉛筆で描いただけです。一応曲線は雲形定規を使いましたけどね。
こんな風に貼り合わせるつもりです。
ボディの二枚にそれぞ車輪軸を通す孔を空けます。この孔は6mmです。なぜかはあとでわかります。
あとで考えると、二枚貼り合わせてから孔空け加工をすれば良かったのですが、安易な方法を採ってしまいました。
二枚の板を貼り合わせてボディを組み立てます。
接着剤が乾いたら、やすりがけをしてボディの完成です。
なぜ、6mmの孔を空けたかというと、このシリコン・スペーサーを埋め込む為です。3.5x5と書いてあるように、内径が3.2mmで長さが5mmです。実はこれの外径が6mmmなのです。
なぜこれを使うかというと、タイヤが転がるときの軸の摩擦を低減させる為です。本来は基盤を取り付ける時に隙間をあける為のスペーサーですが、ふと思いついて試してみたのです。
というわけで、ぴったりと埋め込むことができました。
3mmの竹ひごを通してみます。実になめらかに回転します。
タイヤはそのままではなく、このようにスペーサーを介して取り付けます。これは12mmの丸棒を6mmの厚さに切り出して中心に3mmの孔を空けた物です。タイヤがボディに直接接するよりも摩擦を低減できます。
はみ出し竹ひごをカットするとすっきりしました。
タイヤがむき出しだと水や泥などをはね飛ばしてしまいます。サーキットを走るF1マシンならそれでもいいのですが、スポーツカーは公道を走るのですから両脇に泥よけ(フェンダー)を取り付けます。
これで木地完成です。よく見るとフェンダーに隙間があります。きちんと設計しないで、適当に線を描いた手抜きの結果です。
完成
再度やすりがけをして、クリアラッカーで仕上げました。
ぐるぐる回してみました。
実際に走らせてみました。
第一作としては一応走るという結果は出せましたが、いろいろと反省点が多くて大変勉強になりました。次回作はこの反省点を踏まえてよりいいものを作ろうと思います。
2015年8月16日 記