工作室 05 ゴキブルちゃん
古い携帯電話から取り出した振動発生用の小さなモーターがあります。どうやら1.5Vで動作するようなので、これを使って何か面白いものが作れないかなぁと思ってました。動くものとしてはキットを組み立てた物はたくさんあるのですが、オリジナルなもので残っているのは、このびっくりマウスぐらいです。これはマウスだと思ってさわるとブルブルと震えながら動き出すというもので、朝早く誰かの机の上に置いておくと効果を発揮するものです。
先日、おもちゃ売り場を通りかかったら、ゴキブリみたいなものがブルブルと動いている映像が流れていました。そうだこれだと思い、まねしてみる事にしました。
主な材料はこれだけです。モーターは携帯電話から取り出した物。電源スイッチはあり合わせの物。そして今回100円ショップで買った物は、髪をとかすブラシと1.5Vのボタン電池だけ。電池は実際は一個しか使いませんから、制作費用は150円です。
このようにブラシ部分を分解できるものを探して買いました。両脇の脚になる部分だけを残して他は切り取ってしまいます。
電源をボタン電池にしたのは、軽量化の為ですが、ボタン電池ホルダーとなると100円ショップでは売っていませんから、自作することにしました。まずは、このように極になる部分を作ります。
これが、自作ボタン電池ホルダー。何のことはない、事務用のクリップです。絶縁の為にビニール・コーティングがしてある物を使います。両極と平行に接触するように適当に曲げてやります。
はい、これで完成です。
胴体の穴空け加工をします。右から、スイッチ用、モーター用、電池固定用です。
脚ははんだごてで熱して一方向に角度を付けてやります。
部品を取り付けます。モーターはそのままでは固定出来ないので、一度ビニールテープを巻いてから瞬間接着剤で固定します。
配線はこれだけ。スイッチを入れるとブルブルと動き出しました。
部品がむき出しなのはかっこわるいので、何かでカバーした方がいいですね。ちょうどペンルーターが入っていたプラスティックがありましたので、これを加工して見ることにしました。
うん。なかなかです。透明だとつまらないので、内側に青い塗料を塗りました。胴体とはビスで固定してあります。
これで一応完成です。ブルブル震えながらゴキブリのように這い回るので、ゴキブルちゃんと名付けました。
最初は、モーターを垂直の向きに取り付けましたが、モーターの位置が中心にある為に回転運動になってしまいます。そこで、水平方向に付け替えてみました。
写真ではわかりにくいのですが、モータ固定ベッドとしては爪楊枝を適当に切って使ってあります。
カバーをして完成。でもやはり回転運動の傾向が強いです。
こんな風に動きます。
2011年2月12日 記