工作室 147 木製パズル(17個目)
またまたYouTube動画で見つけたパズルです。台座から棒が生えていて、その先には輪っかが付いています。その輪っかの間にまた棒が生えていて先は輪っかになっている。またその間に棒が生えていて先が輪っかになっている。最後の輪っかの間にも棒が生えていますが、先には球体が付いています。ロープ自体が輪になっていて、それを取り外すというパズルです。解法は一見複雑そうだけど、構造が興味をひくかたちなので作ってみました。
製作
今回も設計無しでいきなり作り始めました。輪っかの部分はちょっと工夫してこんな形にしました。この形が決まるまではかなり時間がかかっています。
孔空け加工から始めます。
わっかの外周を切り出しました。
内側をくり抜いて輪っかの完成です。
台座はちょうどいいサイズ(64mm X 150mm X 18mm)の端材があったので、そのまま使いました。
中心線沿いに6mmの孔を4個空けます。深さは15mmにしています。
6mmの丸棒をそれぞれ40mm,60mm,80mm,120mmに切って、台座の孔に立てて、輪っかを取り付けました。
YouTubeの映像では木の球体が付いていますが、球体を加工する機械も技能も無いので手近にあったピンポン球を取り付けてみました。ちょうどいい感じです。
ロープの輪の先端を固定するペンダントのような物は、ロープを内部で結んで、外から見えないように両側に蓋をする構造にします。
片方の蓋に内側の枠を接着して、ここにロープを取り付けます。
蓋をして、接着剤が乾くまでしばらく待ちます。
接着剤が乾いたらやすりがけをしてきれいに仕上げます。
完成
ワトコオイルのナチュラルで塗装して完成です。ロープの長さは余裕を持ちすぎてしまい長すぎました。これは実際に使ってみないとわからないので、いつも長すぎて失敗している気がします。
解き方とセットの仕方はこんな風になります。YouTubeの動画では編み棒を使ってロープをひっかけて引き上げる様子が見えますが、僕の作った物は輪っかが十分に大きいので指で簡単に扱えます。なのしろ編み棒を持っていないので・・・。
2017年4月9日 記