工作室 66 輪ゴム銃4 ワルサーP38

P38

またまた輪ゴム銃を作ってしまいました。今回はルパン三世が使っているワルサーP38もどきで、自分用です。これはYouTubeのこの動画を参考にしました。

Structure of the rubber band gun - 6 rounds - Walther Type

フォルムはワルサーP38にそっくりですが、どうにも銃身が長すぎますね。

針金でリンクしているところが特徴です。

設計

型紙は公開されていないようなので、この動画を元にして設計図を書いてみました。銃身は動画のものよりは短くしましたが、余り短いと輪ゴムが遠くまで飛ばないので、それを考慮した長さにしてみました。

設計図を元にして部品展開図を書きました。引き金などの内部パーツ以外はすべて2枚ずつ必要です。

製作

これを切り出すために、内側2枚と外側2枚を一度に重ねて切り出すことにしました。その為の型紙がこれです。

3mmの合板をこのように切り出します。

これを重ねるのですが、2枚は木工用ボンドで接着し、残り2枚は後ではがせるように「はってはがせるスティックのり」を使っています。

内側の2枚重ねはこんな感じになります。

握りの部分は丸みを付けるために6mm厚の板を使いました。これも2枚かさねて切り出します。

パーツが一揃いできました。

孔開けをします。軸はいつものように直径3mmの料理用の竹串を使います。

針金は本当は硬いものが良かったのですけど、鋼鉄だと加工が難しいので手持ちの銅線にしました。その長さと取り付け位置を調整します。バネはボールペンを分解して取り出したものです。

バネの具合を調整します。

針金がはみだしている分だけ外側に孔をあけてやります。

これで調整が完了したので、あとは組立に入ります。

左右の板に孔を隠すパーツを接着します。

右側と内側のパーツを接着します。

右側の握り部分をネジ止めします。

内部動作パーツを組み込んで・・・、

左側をネジ止めすると完成です。

これまでの物よりもずっとリアル感がありますね。

試射

この角度だと銃身が角張っています。やはり丸くないと・・・。また銅線では剛性不足は否めず動作が安定しないのです。次回作はこの点を改良したいと思います。

2014年12月21日 記

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