工作室 197 二層の箱2
今年最初の工作は二層の箱の2作目です。
いきなり製作
側板をカットしました。天板と底板をはめ込むための溝も掘っています。
天板と底板をカットしました。
天板をはめ込む溝です。
このように斜めに角を削りました。
接着剤で組み立てました。
蓋を切り離しました。
補強のために3mmの穴をあけて・・・、
そこに3mmの竹棒を差し込んで・・・、
はみ出した部分をカットしました。
これで箱の外側ができました。
いまさら設計
ここまではフリーハンドで作ってきましたが、いざ内箱を作ろうとすると、きちんと寸法を決めておかないとできません。いつものようにSketchUpで設計しました。
分解図はこうなります。
寸法を入れてみました。
中の仕切りは固定せずに簡単に入れ替えできるようにしました。
再び製作
詳細な設計図を元にして3mm合板を切り出しました。
これに切り込みを入れるための墨入れをしました。
このとき活躍したのが、竹のSquareとケガキゲージの二つの自作の工具です。こんなものでも、使うと効率がぐんと上がります。
切れ込みを入れました。
組み立てます。
底板は一枚の端材板では間に合わず、二枚を貼り合わせて使いました。
はみ出した部分をカットしてヤスリがけをし、木地完成です。
内箱の底上げをする為の板を貼り付けました。
内箱をはめ込むと、このとおりぴったりです。
ワトコオイルのミディアム・ウォルナットで塗装しました。
底は塗装していませんが、ここにはフェルトを貼ります。寸法を測って青色のフェルトをカットしました。
ぴったりと貼り付けました。
蝶番はこれを使います。
蝶番の取り付けもかなりなれてきました。
蓋の留め具はこれを使います。
こういうものは失敗が許されませんから、取り付けは緊張します。
完成
完成しました。
使い方の一例です。一見工具入れかと思わせておいて、底には小型拳銃を忍ばせておくというものです。
仕切りはこのように換えることができます。
2019年1月24日 記