工作室 72 熊型貯金箱

熊型貯金箱

設計

いつものようにPhotoshopを使い、手描きで描いた物をスキャンして仕上げます。どうしても手描きだと左右対称に書くのは難しいのですが、Photoshopだとこれは簡単にできるからです。

完成した全体図を元にして部品展開図を作って印刷します。

製作

印刷した紙を各パーツごとに切り分けて板材に貼り付けて切り出します。

3mmの合板と15mmの集成材を使いました。

目や口などの細かなパーツはプラ板を使う事にしました。

足の材料には6mm厚の板を使い、これで部品が揃いました。

貯金箱ですから、硬貨の投入口が必要です。一番の大きな硬貨は500円玉ですが、これの大きさ、直径26.5mm厚さ2.0mmに合わせて頭頂部に孔を空けました。

裏側の下を取り外せるように切り分けます。これはネジ止めしておいて、貯まった硬貨を取り出せるようにする為です。

自作のパラレル・クランプで接着します。

おなかの下の方に足の形に合わせて切り欠きを入れました。

接着剤が乾いたので、裏側の取り出し蓋をネジ止めします。

おなかの板を接着します。

両足を接着します。

いまさらながら、この平行クランプは有用でした。重しを載せて接着する方式だと、いつの間にかずれてしまって取り返しの付かない失敗になることが多かったのですが、これだとずれが生じないので正確に接着することができます。

顔のパーツを貼り付ける下書きを鉛筆でなぞっておいて・・・、

黒い塗料の手持ちが無いのでいわゆるマジックインクで黒く塗ったところ・・・、下書きは見事に消えて見えなくなってしまいました(-。-;)

ほっぺは赤いプラカラーで塗装しました。とても小さいので両面テープで綿棒に貼り付けておいて塗装するという手間をかけました。この塗料は約20年ほど前に買った物ですが、まだ使えたことにびっくりでした。

プラ板のパーツを接着して、ほぼ完成ですが、なんだか物足りなく感じます。そうです、鼻がへこんでいるのです。

そこで、丸棒の先端を鼻の穴のサイズに削って黒く塗り、適当な長さにカットしました。

そうしてできた鼻を接着して完成です。

完成

立ててみると、みごとな熊型貯金箱となりました。

こうなると、次は猫型貯金箱も作りたくなります。

さらに回してみると、立体的に見えますね。

2015年2月8日 記

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