工作室 421 吊下げポケット2

先週作った縦二段式の吊下げポケットは実際に吊下げて使っています。今使っている場所では、ポケットの幅が広すぎるかなと感じるくらいで、ほぼ満足しているところです。

さて、今回はポケットが横に二つ並ぶ、横二段式の吊下げポケットをつくることにしました。

設計

幅、深さともに10cmのポケットが横に二つ並ぶ方式です。

左の画像をクリックすると、別タブでPDFが開きます。A4用紙で1ページです。

制作

本体の生地はこれです。目がちかちかするくらい細かな模様が続いているので、買ったはいいもののもてあましている状態の生地です。

裏面には接着芯を貼りました。

縫い線をフリクションペンで書いておきます。

ポケットはこの生地です。

こちらも裏面に接着芯を貼りました。

縫い線と折り線をフリクションペンで書いておきました。

この段階までの準備作業が一番大事なところで、案外手間がかかります。子供の頃、よく父親に「段取り八分だぞ!」と言われていました。ひとつひとつの材料をしっかり作っておけば、あとは組み立てるだけですからね。

ポケットの上端10mmを折りたたんで、接着剤で固定しました。

裏面から、ポケットのへりを縫っていきます。

ポケット二つが横につながった状態で組み立てるので、ちょっと厄介です。

縫い代を底面に貼り付けるので、余分な部分をカットして、

接着剤で貼り付けました。

表に返しました。

アイロンで整えました。

頭の中でイメージしていたとおりに出来て大満足です。

これを本体前面に縫付けます。

まずは、底面を縫いました。

次に、真ん中のこの部分を縫います。

次は側面です。しっかり固定しておいて、

縫いました。

一旦ポケットを畳んで、

本体の裏面を中表にかぶせて、

上部を返し口として残し、まわりをぐるっと縫います。

縫い終わったら、表に返す為に、角をカットしておいて、

返しました。

アイロンで整えました。

この隙間が空いてしまうのが気になりますから、

縫付けてしまいました。

上部の返し口を、

コの字まつり縫いで綴じました。

吊下げフック用の孔を空けて、

ボタン穴かがりをして補強しました。

完成

これで完成です。

どこの壁に吊下げようか検討中です。

2025年10月19日 記

工作室メニュー