工作室 420 吊下げポケット

もうずいぶんと以前、100円ショップで見つけて買った吊下げポケットを使っています。かなり古いのでもうひどい状態に陥っています。ポケット部分は透明の薄いプラステックなのですが、これが劣化して堅く汚くなって来ました。元々これ以上手を抜けないというくらいのひどい造りなので仕方ありません。

これに替わる物を布製で自作しようと思い立ちました。そこで今回は縦二段方式の物を作ろうと思います。

設計

ポケットの幅、深さともに10cmで、縦二段式です。

左の画像をクリックすると、別タブでPDFが開きます。A4用紙で1ページです。

制作

本体はこの生地を使います。しっかりとした厚みのある生地でいろいろと使ってきましたが、残りわずかと成りました。

ポケットはこの生地です。

ポケットの裏面にフリクションペンで線を描き入れます。

本体裏面と表面にも同様にフリクションペンで線を描き入れました。

最初にポケットを作ります。余分な部分をカットして、

上部を10mm折りたたんで、

接着剤で貼り付けました。

裏面から縫います。

縫い代を底面に接着剤で貼り付けました。

表に返して、アイロンで折り目を付けて、

底から縫付けます。この部分も接着剤で貼り付けました。

さらに、側面を縫付けました。この縫い代は後で内側に隠れることになります。

上段のポケットも同様にします。

二つのポケットが出来ました。

この上に、本体裏面を中表に重ねて縫います。

このとき、上部は返し口にするので、このように折りたたんで縫います。

出来ました。

表に返し安いように、底の角をカットします。

表に返します。

アイロンで整えました。

返し口が開いているので、

コの字まつり縫いで閉じました。

この上部の角に吊下げようの孔を空けます。直径10mmの孔を上から10mm、横から10mmの位置に空けました。

その孔の周りにフリクションペンで縫い線を描き入れました。

孔がぼろぼろにならないように、ボタン穴かがり式に縫いました。

アイロンでフリクションペンの後は消えています。

完成

これで完成です。

どこでも吊下げられます。

2025年10月12日 記

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