工作室 237 マルチケース

少し前に作ったおくすり手帳ケースは、医者に通うたびに使っています。しかし、もうひと工夫して、おくすり手帳とセットで各医院の診察券や健康保険証も一緒に収納できた方が格段に便利になると気づきました。

そんな折り、この動画を見つけました。

【ハギレ布を組み合わせて】マルチケースの作り方(マルチポーチ、お薬手帳・通帳ケース、カードケース)

これはお医者さんセットとしてぴったりです。さっそく、これを手縫いで作ってみました。ミシン縫いとは違って途中で厚みの問題に気づき、少し引き返したりしています。

製作

蓋(120x210)と本体裏面(140x210)です。参考にした動画とは違ってこの段階では接着芯は作りません。

本体裏地(240x210)とポケット大(260x210)です。手持ちに生地の中からあまり使わなかった黄色の水玉模様を選びましたが、どうも派手すぎました。

カードポケット(180x210)とポケット小兼本体表面(180x210)です。

蓋と本体裏面を中表に合わせて縫いしろ10mmで縫います。

縫いました。

縫い代を開いて接着芯を貼りました。接着芯は四辺を10mmずつ空けています。これは手縫いの為、できるだけ厚みを避けるためです。

カードポケットを作ります。中表に二つ折りして縫いしろ10mmで縫います。

縫いました。

縫い代を割ります。

表に返して、縫い目を中程にしてアイロンがけをして整えました。

コの段階で、厚みに気づくべきでした。ちょっと厚手の生地の二枚重ねですから。

ポケット大を作ります。二つに折って端を縫いしろ5mmで縫いました。

カードポケットに縫い線を描いておきます。

位置を合わせて固定して……

縫いました。

ポケット小も二つ折りして縫いしろ5mmで縫いました。

ポケットを重ねてみます。これに本体が重なりますから、周りを縫うときの厚みが大変なことになります。

そこで、一旦分解して厚みを減らすことにしました。まずはポケット小の裏側を切り取ります。

カードポケットも裏側を切り取って半分にしました。

再度縫い直して……

さらに両端をカットしました。これで厚い生地二枚分がなくなったことになります。

再度ポケットを重ねてみると、このように両端がすっきりしていることがわかります。/p>

本体と蓋の裏面に縫い線を描きます。矢印の部分60mmが返し口です。

中表に重ねて……

縫いました。

余分な部分をカットします。

縫い代を割ってアイロンがけをします。

曲線部分はぎざぎざにしました。

表に返します。ちょっと返し口が小さかったようです。

まだポケットが反対になっています。

これできちんとひっくり帰りました。

アイロンがけをして整えました。

返し口をまつり縫いで綴じました。

裏面はこうなっています。

蓋を閉じてみます。

今回はこのプラスティック製スナップボタンを使います。

完成

これはとても簡単に取付けることができました。

これで完成です。

裏側はこんなにすっきりしています。

蓋をひらくと、かなり派手です。

おくすり手帳の他、健康保険証・眼科と内科の診察券、さらにお札も入ります。お医者さんセットが完成しました。

2020年10月25日 記

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