工作室 220 小銭入れ
サラリーマンをやめてからというもの、小銭をズボンのポケットにバラで入れて歩くようになっています。夏になると湿気のためか1円玉が白く粉を吹くようになりますが、アルミニュームが酸素と結合して酸化アルミニュームいわゆるアルミナになってしまうわけですね。買い物のときに、これはちょっとみっともなくて困っていましたが、小銭入れは背広と一緒に処分してしまったのでどうしようかと思っていました。
そこでYouTubeで見つけたこの映像を参考にして、小銭入れを自作してみようと思い立ちました。
これの特徴は、針と糸は必要なくて、布用ボンドで接着して作るというものです。
製作
まず、厚紙で型紙を作りました。作り方はYouTube映像とまったく同じです。
底板の型紙も同様に作りました。
型紙に合わせて接着芯を切り出しました。表地用と裏地用の二枚です。
以前、マスクを作った風呂敷の端材を表地として使います。アイロンでしっかりと接着しました。
裏地は友人からもらった藍染めのハンカチです。使わせていただきます。
10mmの縫い代をとってカットしました。実際には縫わないのですが、ここがのりしろとなります。
裏地も同様です。
角をカットしました。裏地も同様です。
縫い代部分を折りたたんで布用接着剤で接着しました。なかなかまっすぐに仕上げるのが難しくて苦心しました。それでも縫うよりは楽です。裏地も同様です。
ひっくりかえずとこうなります。
表地と裏地を重ねて接着しました。接着剤が乾くまでしばらく待ちます。木工は慣れているのですが、布地に接着剤という方式には慣れていなくて、接着剤の量の加減が難しかったです。
組み立てて立体的になりました。
底板に表地と同じ風呂敷の生地を貼り付けました。
底板を接着しました。これで生地完成というところですね。
ホックを縫い付けました。シャツのボタンの縫い付けは何度もやりましたが、ホックは人生初めてでした。うまくできるこつがつかめません。
案の定、縫っている間にどんどんずれてしまい、このようにいびつになってしまいました。これでは持ち歩けません。
そこで手芸展に行き、8セット200円のスナップボタンとその工具を80円で買ってきました。
これは縫い付けるのではなく、工具を使って玄翁で打ち付けるだけで簡単に撮る付けることができます。しかもかなり正確に。
ばちんと綴じると、このようにぴったりと収まりました。
完成
これで完成です。
使ってみました。どんどん小銭が貯まっていきます。
しかし、普段使いには大きすぎるようです。もうひとまわり小型の方が使い勝手がいいようです。
今週のマスク
また型紙から作ってみました。
左の画像をクリックすると別タブにPDFファイルが表示されますので、B5サイズで印刷できます。
表地はこのとおり水玉模様です。左右の柄を合わせるのが難しくて中心線部は全然合っていません。次回は別の方式で作ろうと思います。裏地はダブルガーゼです。
2020年6月28日 記