工作室 238 布製サングラスケース
半年に一度、視野検査をしています。当日はさらに続けて眼底写真を撮るのですが、そのために瞳孔を開くことになります。そうすると、瞳孔は数時間ずっと開きっぱなしになってしまいます。帰り道でもそうですが、室内でも蛍光灯の明かりがまぶしくてたまりませんから、眼鏡の上にサングラスをかけてすごします。
そのサングラスケースをこれまで二度、木工で作りましたが、せっかく手芸を始めたのですから布製のものを作ってみようと思い、YouTubeで見つけたこの動画を参考にして作りました。
最初は動画と同じ寸法で作り、これを手直しして自分のサングラスに合わせて作りました。
試作
まずは、YouTube動画の通りに作ります。寸法もまったく同じに、下から、接着芯、表生地、裏生地を切り出しました。
表生地の裏には接着芯を貼り付けました。
これを折りたたみます。
裏生地の方に、縫い線を描きました。曲線の部分は音楽CDを使って描きました。
この線は熱で消えるフリクション・ボールペンで描いています。この部分に関しては見えなくなるので消す必要はありませんが、念のためです。
これを折りたたんだ表生地に中表で重ねて、動かないようにクリップを使って固定しました。
縫いました。
余分な部分をカットしました。曲線部分はギザギザにしました。
表に返します。
さらにポケット部分も返します。
表に返りました。この段階ではふっくらとしています。
アイロンで整えました。
裏面はこうなっています。
接着タイプのマジックテープを準備しました。
貼り付ける目印を描き入れて……
貼り付けました。
アイロンの熱で目印の線を消しました。
サングラスを入れてみると、ちょっと幅がありすぎました。
何度か開け閉めしているうちに、マジックテープが少し剥がれてしまいました。
そこで、端をまつり縫いしました。4辺とも縫おうと思ったのですが、接着剤のねばねばが針にくっついて縫いづらかったので、力のかかる部分だけにしました。
蓋の方も同様です。
これで問題点がはっきりしました。
- 眼鏡用のケースなので、自分のサングラスには幅が広すぎる。
- 接着方式のマジックテープは耐久性に問題がありそうなので、縫付け方式の方がいい。
製作
というわけで、幅を30mm狭めて190mmから160mmにしました。他の寸法は元通りです。
表生地を折りたたんで……
このようにしました。
裏生地に縫い線を描きました。縫い代を5mmにしています。
クリップで固定して……
縫いました。
余分な部分をカットして……
表に返します。
少し小振りになりました。
アイロンで整えました。
裏面はこんな感じです。
100円ショップで縫付け方式のマジックテープを買ってきました。
マジックテープの取付け位置を描いて……
縫付けました。今度はちゃんと四辺ともまつり縫いをしました。
アイロンの熱でフリクション・ボールペンの線を消しました。
完成
これで完成です。
サングラスを入れてみると、ぴったりの寸法です。マジックテープも剥がれる心配がありません。
試作品と並べると大きさの違いがはっきりします。
使ってみました。
次回の検査は11月13日ですから、さっそく持参して使おうと思います。
2020年11月1日 記