工作室 29 mp3 Jukebox 完成編
箱の製作
前回製作したmp3ジュークボックスパネルユニットを収納しスピーカーを内蔵する木製の箱を製作します。
製作の前にあれこれとイメージ・スケッチをしてデザインを考えたのですが、元になったイメージは、中学時代に流行ったこんな感じの卓上ステレオ電蓄です。シングルレコードが330円の時代でした。
箱の大きさをできるだけ小さくする為には板の厚さを薄くする必要がありますが、一般的な板だと箱鳴りしてしまいます。その為内部損失の大きなMDF板を使う事にしました。厚さはわずか6mmです。
木工用ボンドで組み立てます。スピーカー用のコードをパネルユニットから取り出しておきますが、すき間が無いようにホットボンドで接着しておきます。
上蓋をして木地完成です。
木目調のシートを貼ります。以前PC電蓄を作った時にはかなり余ったのですが、今回はかなり大きいので長さが足りずにつぎはぎすることになってしまいました。
バッフル板はかっこよくする為に黒い紙を貼ります。これだけでなんだか高級感が出て来ます。
スピーカーの孔を空けます。
底には防振の為の足を付けます。
これで箱が完成です。
最終組み立て
前回製作したパネルユニットと左右のスピーカーを配線します。
スピーカー側は極性を合わせて直接はんだ付けします。パネルユニット側は、リード線を出しておいたので、はんだ付けした部分がショートしないように熱収縮チューブで絶縁しておきます。
木ねじで固定します。
体裁を良くするために、スピーカーには黒い焼き入れのネジ、パネルユニットにはステンレスのネジを使いました。
オペレーション記号と文字を印刷したシールを貼りました。
ちなみに、以下のようなオペレーションになります。
黒ボタン | 赤ボタン | 黄ボタン |
前の曲 | 再生/停止 | 次の曲 |
これで完成です。
試聴
前回は箱に入れない状態で試聴しましたが、やはり箱に入れるとスピーカーの特性がはっきりして、さらに今回初めて使った電流帰還アンプの性能が発揮され口径8cmとは思えない程の豊かな低音が響きます。実は、今これを書いている間もずっと音楽が流れています。
費用
かなり以前に買って置いた物もありますから、概算です。
MP3 JUKUBOX MODULE | 2,100円 |
電流帰還アンプ・キット | 6,279円 |
トグルSW、プッシュSW、DCジャック | 600円 |
8cmSP 2個 | 4000円 |
MDF板 | 420円 |
木目調シート | 105円 |
合計 | 13,504円 |
2013年11月23日 記