工作室 264 四面体ペンケース
昨年11月に作った小型ペンケースは毎日使っています。他に変わった作り方はは無いだろうかと思っていたら、こんなものを見つけました。
なるほど、これも面白そうですね。これを参考にして、少し変更を加えて作ることにしました。
製作
ファスナーは20cmのものではなく16cmのものを使います。
表生地は一枚物にします。最後の写真で違いがよくわかりますよ。
寸法は190mmX140mmです。
裏面には接着芯を貼りました。
内布は少し厚めのものを使うことにしました。寸法は190mmX80mmです。
ファスナーの端はこちら側だけをこのように処理しました。こちら側は直角に立ち上がるからです。
表生地にファスナーを中表に重ねて……
その上に内布を重ねて……
縫い代5mmで縫いました。
表に返して表生地と内布をきちんと重ねます。
ファスナーとの境を縫いました。今回は普通に縫いました。これで十分です。
次にもう片方を縫います。大手生地とファスナーを中表に重ねて……
内布を重ねて縫い代5mmで縫いました。
まず、内布を折り返します。
次に、表に返して……
同様にファスナーの端を縫い止めました。
再度、裏に返します。
内布をしっかりと揃えて、縫い代10mmで縫いました。矢印の部分は返し愚痴になりますから、縫っていません。
盾になる側を揃えて、縫い代10mmで縫います。
縫いました。
横になる側を揃えて、縫い代10mmで縫います。
縫いました。
と、ここで失敗に気づきました。
なんとタグを取付けていなかったのです。とりあえず、端材を使って4つ折りにして縫いました。
長すぎるので、それを半分に切って、さらに二つ折りにしました。
一度縫ったところの一部の糸を切り取って、その間にタグを差し込みます。
縫い込みました。懇談会ではまったく見えないのです……
内布に作っておいた返し口から表に返します。
表に返しました。返し口が開いているので……
いつものようにコの字まつり縫いで綴じました。
内布をしっかりと押し込んで形を整えます。
ここで、タグの根本が中途半端に2oほどずれている事に気づきました。
これはいつも気をつけているのですが、これほどしっかりとずれがわかるのは珍しいようです。縫っている時にはまったく見えないのです。
これを反省として、今後はタグを二つに折ったときに仮縫いをして固定しておくことにします。
完成
ともかく、これで完成とします。
四面体、三角錐の形がよくわかりますね。
底を観ると、このように縫い目がありません。縫い方はちょっと面倒でしたが、これをやってみたかったのです。
2021年5月2日 記