工作室 196 PC置台
前回作った新PC専用台車が低くて使いにくかったので、今回はぐんと高くしました。ついでに空いた空間を収納庫として使うことにしました。
クライアントPCは本体だけでは使えません。キーボード・マウス・モニターはもちろんのこと、プリンターやスキャナー、そしてこのジョイスティック(Microsoft Side Winder Precision 2)も飛行機の操縦には欠かせない物です。
さらに、ラジコン飛行機を飛ばすには専用のコントローラーも必要です。
これらは案外かさばるのでPCの近くに保管しておくのはいささかやっかいなものです。
そこで、置き台の中にこれらを収納してしまおうというわけです。
数年前に買っておいたこんなきれいな化粧合板を見つけました。厚さが23mmで縦横は300mmです。他に使う当てもないので、もったいないくらいのこの材料を使うことにしました。
設計
いつものようにSketchUpで設計しました。左の画像をクリックするとダウンロードできます。
寸法は、このようになります。
分解するとこうなります。
製作
前板と裏板の四隅に木ねじ用の穴を開けます。
皿ねじなので、このように加工しておきます。
横の棒は20mmX40mmの角材を使いました。
これには側板がはまる溝を掘っておきます。敷居にあたる方には2mm、鴨居に当たる方には5mmの深さの溝です。溝の幅は3mmの合板に対して余裕を持たせて5mmにしてあります。側板に使う3mm合板は安物なので3mmとは行っても精度が悪くて3mmの溝にははまらないのです。
組み立て作業開始です。
底板はキャスター取り付け、天板はPCの足を載せる役割がありますが、幅はこのように狭くて十分です。
だいぶ形が見えてきました。
隙間は3mm合板で埋めました。
側板を作ります。ゆがみを防止するために内側に角材を貼り付けました。
左側の側板は表側からは取り外す必要が無いので、はめごろしにします。
なんと、材料が足りません。右側の側板用の3mm合板が無いのです。一応事前に在庫の確認はしておいたのですが、ありえない勘違いをしてしまいました。あると思った材料は別の物でした。
というわけで、買い出しに行ってきました。一日のロスタイムです。
やっと入手できた材料をカットしました。
表側には開け閉めする際に指が引っかかるように角材を貼り付けます。
裏側にも剃り防止の為の角材を貼り付けます。
これを取り付けてすっきりしました。
ここで、ちゃんと収納できるか試してみました。まだかなり余裕があります。予備のマウスなども収納できそうです。
使い方はこうです。
1.右側板を上に3mm引き上げる。2.その下部を外側に引いて取り外す。
3.中から取り出す、あるいは収納する。
4.右側板を上の溝に合わせて5mm引き上げる。
5.それを下の溝に合わせて2mm引き下げる。
ひっくり返して、キャスターを取り付けました。今回はちゃんと鍋ねじを使いましたよ。
完成
これで完成です。
2018年12月24日 記