工作室 423 ボタン付け替え
寒くなってきたので、夏用薄手のジャンパーから冬用の厚手のジャンパーに着替えようとしたら、なんとポケットのボタンが片方だけ無くなっていました。
そこで、今回はそのボタンを付け替えます。無くなった片方だけだと、バランスが良くないので、両方とも帰ることにしました。ついでに、ボタン穴かがりもします。
制作
ボタンが無くなってしまった。
これでは蓋が閉まりません。
よくみると、このボタン穴かがりはミシンで縫った物ですね。結構な値段で買ったのですが、これでは見栄えがよくありませんから、手縫いで縫い直します。
ミシンの糸は外さずに残して置きます。
A点のところにいつもより太めの玉留めをして、針を刺して、B点から前に出します。
ボタン穴をぐぐして、B点の真横から針を出します。
その糸を引くとわっかが出来ますから、その中を針を通して、
しっかりと引くと、結び目が出来ます。これを繰り返します。このようにすると、ひと針毎に結び目が出来るので、一部が切れても全体がほつれることはありません。
ちょうど半分縫えました。
最後の部分は端がこれ以上広がらないようにしっかりと縫い止め(かんぬき)をします。
最初の玉留めをした部分をカットして、片方のボタン穴かがりの出来上がりです。
もう片方も同様に縫いました。
ミシン縫いと手縫いの違いがわかりますでしょうか。
残っているボタンをよく見ると、これもまたミシン縫いのようで、
このように、糸がぼろぼろにほつれています。これでは残っている方も近いうちに無くなってしまうでしょう。
そこで、同じような感じのボタンを買って来ました。一個90円でした。
こちらは穴が二個ですから、あっという間に縫えました。糸は二本どりにして縫いました。しっかりと縫って停めてあるので、簡単にはほつれたりしません。
これで蓋がしっかり閉まります。
完成
もう片方も同様にして、完成です。
2025年11月23日 記


