工作室 388 片玉縁ポケット改

前回作った片玉縁ポケットをさらに改良してみました。

まずは、ポケット生地が表面に出ることなく、表布だけ見えるようにしました。

さらに、穴の周りのステッチを無くしました。

設計

練習用のものですが、後の製作の為に図面を描いてみました。

左の画像をクリックすると、別タブでPDFが開きます。2ページです。

製作

表の生地は前回と同じ物です。

裏面にフリクションペンで線を描きました。

表布と同じ生地で、窓から見える布をカットしました。

これを、中表に重ねて、ずれないように待ち針で固定しておいて、さあにしつけ糸でしつけ縫いをしました。

穴の周りを縫って、

切れ目を入れて、

表に返しました。

裏面はこうなっています。

この下の部分をたくし上げて穴をふさぎます。

横から見るとこうなっています。

ここで、脇の三角部分を縫います。

あえて黒糸を使っていますから縫い目がはっきり見えます。

ポケットの前の生地を、

このように重ねて、

しっかりと固定しておいて、

表側から、

穴の下の線を縫いました。

このポケット生地を、

下に折りたたんで、アイロンで折り目を付けて、

ポケットの裏側の生地を重ねます。

最初に、脇と底を縫っておいてから、

上部の穴の境目を縫いました。

表面からはこう見えます。

余分な部分をカットすれば、

完成

完成です。

白い糸を使えば、縫い目が気にならなくなると思います。

永谷園のお茶づけ海苔のおまけ、歌川広重の東海道五十三次の木版画が次々に飛び出してきます。

2024年9月16日 記

工作室メニュー