工作室 335 645カメラバッグ2
先日作った645カメラ用のカメラバッグを作り直しました。
というのは、設計に重大な間違いがあったからです。
この写真の用に無駄に盛り上がっています。
カメラはこのようにレンズがあります。実際は電源を入れると伸びます。
このレンズのちょうど真上に豆差しが乗っかってしまい、盛り上がってしまったのです。豆差しの厚みを考慮しなかった設計ミスでした。
設計
これを考慮して図面を描いてみました。4ページの内、後半の2ページは前回の物と同じものです。
左の画像をクリックすると、別タブで型紙のPDFが開きます。
製作
YKKの豆差しの販売はもう終わってしまったのかもしれず、探しても見つかりません。手持ちのものは白色なので、表布はこれにしました。
内布は前回と同じものです。
最初に蓋を作ります。前回と違うのは主にここになります。豆差しの取付け位置を下にずらした分だけ長くなりました。
表布と内布を中表に重ねて、縫います。
縫ったので、角をカットしました。
表に返して、アイロンで整え、豆差しを取付けます。
これで、蓋が出来ました。
次に、角カン用のタグを作ります。生地をカットして、
四つ折りにして脇を縫い代2mmほどで縫いました。幅が25mmになっています。
これにセリアの26mmの角カンを取付けました。
次にポケットを作ります。前回は内側にも作りましたが、使いにくいので、表面と裏面に取付けることにしました。
ポケットの入り口にあたる上部を三つ折りにして縫いました。
表面には豆差しを取付けます。取付け位置が下に30mmずらしました。これでレンズの突起に当たりません。
豆差しを取付けました。
表側はこうなります。
このままでは、ポケットの内側が邪魔になりますから、当て布をします。
端を折りたたむため、角をカットしました。
適当に縫付けたら、
なんと、横にずれてしまいました。きちんと計って線を引いておけばよかったのに。
ポケット生地を表面、裏面の布にしつけ縫いしました。
表布の裏面には接着綿を貼り付けています。前回はうっかり貼り忘れました。
表布の組み立て縫いをします。
出来ました。
表に返しやすいように、角をカットしました。
表に返しました。ここでしつけ糸を抜いてしまいます。
これに蓋を仮縫いします。
縫い代5mmで縫いました。
蓋はぴたりとしまります。
角カンタグも仮縫いしました。
次に、内布の組み立て縫いをします。
できました。こちらも角をカットしておきます。矢印部分は返し口として100mm空けてあります。
内布の中に表布を中表に差し込んで、口の周りを縫い代10mmでぐるっとひとまわり縫います。
出来ました。このとき、蓋と角カンタグは特にしっかりと縫付けています。
返し口から表に返します。
開いている返し口を、
いつものようにコの字まつり縫いで綴じました。
内布を中に差し込んで、アイロンで整えました。
ダイソーのかばんテープを取付けました。長さを調整するベルト送りはセリアの物です。
完成
これで完成です。カメラを収納してみました。
横から見ると、このように、豆差しはレンズの突起を避けています。想定通りに出来ました。
カメラの出し入れも簡単です。
2023年4月30日 記