工作室 284 秋マスク改2
秋マスク改をさらに改良してみました。
設計
前回のものと比較してみると、まず目に付くのが鼻の突起が鋭くなっていることですね。これは眼鏡の邪魔にならないように工夫した結果です。
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眼鏡の邪魔にならないように、赤矢印の部分を鋭角にしました。これによって緑矢印部分が眼鏡のクッションパッドに当たらなくなりました。濃紺の矢印部分がそのままでは鋭角になるので、直角になるように調整しました。
製作
厚手に紙に印刷して、このように外枠と内枠を一つの型紙で書けるようにしています。
今回は表布は焦げ茶色系のチェック柄、内布は芥子色にしました。
全面の曲線部を縫い、縫代をこのようにカットして折り曲げる準備をします。内布はナノ・フィルターで挟んでいます。
このように、縫代を右側におり紺で、しつけ糸で仮止めをしました。
ゴムひもは200mmにカットして、このように縫い込みます。ただ置いただけではすぐに位置がずれてしまいますから、先端部5mmほどを両面テープで仮止めしています。もちろんこれは後で剥がします。
今回は表布の裏側に縫う部分の補助線を描きました。矢印部分は返し口とします。
内布と表布を中表に重ねます。少しでもずれていると仕上がりが駄目になるので、新調に位置を調整します。
白い糸でぐるっと縫いました。もちろん返し口はとばしています。角になるところには返すときに力がかかりますから、二重に細かく縫います。もちろんゴムひもはさらに細かく縫います。
縫代の角をカットしたり、して、表に返す準備をします。縫代は内側に畳まれるのですが、縫代同士が重ならないようにカットする角度も考慮します。
表にかえしました。この段階ではふっくらしています。
しつけ糸を抜き取って、アイロンで整えました。
まだ、返し口が開いています。70mm。
いつものように、コの字まつり縫いで綴じました。
ゴムひもの端にはゴムひもストッパーをとりつけて、長さを調整できるようにしました。
完成
これで完成です。
よく観ると模様がずれていますね。今度作るときには柄あわせをしっかりするように心得ます。
もうひとつ同じ物を作りました。というよりも、順序が逆で、先に試作してみてから、今回の物を作ったというわけなんです。
2021年10月24日 記