工作室 359 アームカバー改

前回作った長さ20cmのアームカバーをしばらく使ってみたところ、ひとつ問題が見つかりました。それは、長さが足りないということです。袖口さえカバーできればいいだろうと高を括っていたのですが、そういうわけにはいかず、長い時間使っているとずれてくるのでした。

そこで、しっかりと肘までくるむ感じにしようと、長さを30cmとしてみます。

さらにこれは製作段階での問題ですが、ゴムを通す孔が10mmでは幅8mmのゴムひもそのものには充分ですが、ゴム通し器具の大きさの為に通しにくかったのです。そこで、これを15mmとします。

設計

前回の物と比較するとひとまわり大きくなりました。さらに、吊下げ紐を端材で作り、取付け位置を変えました。

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製作

ダイソーで同じ柄の生地を買ってきたと思ったら、ちょっと違っていました。数量限定だったので、これが最後でした。

紐通し孔を10mmから15mmに拡大しました。端に切り込みを入れて折りたたみます。

テープ糊で接着しました。

端を5mm折って、さらに15mm折ります。

まつり縫いをしました。

表からみると、こんな感じです。

次に、表に返して、側面を縫います。ここは袋縫いをするので、まず縫い代3mmほどで縫います。

縫いました。

裏に返して、当初の端から10mmのところを縫います。

表に返すとこうなりました。表にも、裏にも生地の端は露出していないので、洗濯してもほつれる心配はありません。裏地無しで作るときには、袋縫いは便利な技です。

次に、端材を使って、吊りさげ紐を作ります。長さは320mmとれました。幅はひとつは70mm取れましたが、もうひとつは50mmしかとれませんでした。それでも特に問題はありません。

アイロンで四つ折りにして、端を10mm折り返しました。通常はこの部分は隠れてしまうのですが、今回は露出するので、ほつれ防止の為の端処理です。

折りたたむと、

端が隠れました。

端材で作ったので、幅の違うものがふたつ出来ました。

これをこのように、取付けます。

縫付けました。

もうひとつは、なんだか頼りないほど細く見えます。

ゴムを通します。

やはり、孔を10mmから15mmに拡張したのは正解でした。とても楽に作業が出来ました。肘側は、ゴム長245mmで手首側はゴム長170mmにしました。

完成

これで完成です。

もちろん両腕用にふたつ作りました。

前回の物と比べると、こんなにも違うものかと、改めて驚きました。

2023年11月12日 記

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