工作室 302 裁ち鋏ケース
とうとう買ってしまった手作りの裁ち鋏。
すばらしい切れ味です。そういえば、母もこんなのを使ってましたっけ。
上はこれまで使っていたダイソーの裁縫用はさみとして売っていたもの。切れ味もひどいのですが、まっすぐ切れないのでよくみると、曲がってました。
とりあえず、試作品を作ってみました。
以前作ったはさみ収納袋はこった作りにしたものですから、かえって使いづらくなっていました。もっと簡単に使えるようにと蓋の無いものにしたのです。
これを吊下げてはさみを入れるのは問題ないのですが、取り出すときに、あまりにもぴたりとおさまっているので、おさえておかないと抜けないという問題がありました。
設計
試作品の問題点をふまえて、再設計してみました。
吊下げる紐に加えて、下にひっぱる紐も取付けます。
左の画像をクリックすると、別タブでPDFが開きます。
製作
240mm四方で裁断しました。裏には接着芯を貼り付けています。
中表に半分に折って、型紙を合わせてガイドラインを描きました。
それをカットすると、こうなりました。
口の部分を10mm折りたたんで、
適当な縫い代で縫いました。
吊りさげる紐を作ります。四つ折りにして、
縫い代2mmで縫いました。
この紐を取付けます。
位置を合わせて、縫いました。
下にひっぱる紐は、作り置きの物があったので、それを使うことにしました。
位置はここです。
本体を中表に二つ折りにして、
縫いました。
曲線が多いので、ぎざぎざの切れ目を入れ、余分な部分をカットしました。
表に返して、
完成
アイロンで整えて完成です。
新しいはさみを入れてみます。
ぴったりでした。
試作品の方は、ダイソーの鋏を入れます。これはこれで役に立つのです。
2022年3月6日 記