工作室 386 ファスナーポケット新

ファスナーポケットの作り方は、これまで二種類の方式を試して見ましたが、今回はまた違った方式に挑戦してみます。

これは、表布に直接ファスナーを縫付けるというもので、後から内側のポケット布を取付ける方式です。

これまでの方式では、どうしても表側のファスナーの端からポケット布がほんの少し覗いて見えてしまいました。表布と同系色の色だと目立たないのですが、あからさまに、覗くのはみっともないので、気になっていたのです。

果たしてちゃんと出来るか、まずは試して見ます。

製作

今回は端材で試して見ます。ファスナーだけは12cmの新品です。

裏面には接着芯を貼りました。

ここに、幅14mm、長さ120mmの箱を描きました。

中に描き入れた矢印に沿って鋏で切り込みを入れました。

これを開いてアイロンで整えました。

表側からみると、こうなっています。

ファスナーを借り置きして、

両面テープで固定しました。両面テープで無くてもいいのですが、これしか手持ちがありませんでした。

このように、折りたたんだ生地の谷の線に沿ってファスナーを縫付けます。

なんとか出来ました。

表からみると、ちゃんと出来ているように見えます。

これにポケット布を縫付けます。

まずは、ファスナーの下に縫い代5mmで縫いました。

ポケットの中はこの模様になります。

底面で折り返して、

上面を縫い代5mmで縫いました。さらに、両脇も縫いましたが、底の角には丸みを付けてみました。

余分な部分をカットしました。

表からみると、こうなります。実際にはポケットは見えませんが。

完成

以前は気になっていた。ファスナーの取付け部分から、ポケットの生地が覗いているという事はありません。

ポケット布を引き出してみました。

この方式で鞄を作ってみようと思います。

このロータリー・カッターを常用しています。

2024年9月1日 記

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