工作室 98 Bluetooth Speaker 3

Bluetoothスピーカー第二作目の試聴を繰り返していると、わずかながらノイズが出ていることに気づきました。あれこれ調べてみたら、どうやらこれは三端子レギュレータから出ている発信音のようです。12Vから5Vに落とすために使った三端子レギュレータとの相性の問題でしょうか。コンデンサを並列に入れてみたりしたのですが、効果はありませんでした。自分用に使うものであればこのまま我慢して使えるのですが、これは姪の為に作った物なので、このままにする訳にはいきません。

そこで思い切ってアンプを最初のデジタル・アンプにもどすことにしました。これだと電源がBluetoothMusicReceiverと同じ5Vなので、三端子レギュレータを使う必要がなくなるからです。

しかし、その分出力音量が小さくなることが予想されます。このデジタル・アンプは4Ωで3Wの出力という仕様ですから、8Ωのスピーカーでは1.5Wと低下します。それでも室内で使うには十分だと思います。

回路図を配線主体に書き直してみました。実はラグ板のストックが無くなったので、PCB基板を使って分配することにしたのです。

LED用の抵抗は計算上は110Ωの方がいいのですが、それだと明る過ぎるという事がわかったので、220Ωの抵抗をそのまま使うことにしたのです。

分解開始です。天板をネジ止め方式にしたので、簡単に中身を取り出せます。

取り出したのは、この三点です。

  • a.BluetoothMusicReceiver
  • b.ステレオ・アンプ
  • c.三端子レギュレータ・ユニット

アンプのこのデジタル・アンプと入れ替えます。

中身が空っぽになった様子です。

作業を進めていたら、LED用の抵抗もPCB基板に取り付けた方が効率的だと思い、このようにしました。

デジタル・アンプへの配線の様子です。

これまでどおりに、BluetoothMusicReceiverへの電力供給はUSBコネクタを介さずに直接はんだ付けしておこないます。

BluetoothMusicReceiverを両面テープで固定します。

天板を締めて作業完了です。

電源電圧を最初は5V、次に12V、そして今回はまた5Vに変更しました。ついうっかり12Vを入れてしまうと壊れてしまう危険性が大です。実はこれとは別のもので、電圧を間違えてしまい壊した経験があるのです。そこで、このように手書きで書き入れてみましたが、直接書いたのでコネクタの内側がプラスだよという図をちょっと間違えてしまい、書き直ししてしまいました。やはりプリントして貼る方式が面倒だけど正解ですね。

というわけで、これで完成です。

確かに音量は小さくなりましたが、ノイズはまったく無くなりました。三作目にしてやっと贈れるものができました。

2015年9月13日 記

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