工作室 265 中型ペンケース
20pファスナーを使って平型でマチ付きのペンケースを作ります。16cmファスナーを使った物を小型としたので、今回は中型という事になります。
参考にしたのはこの動画です。
マチの作り方部分を参考にしましたが、それ以外は少し違っています。
製作
表布地はこのところ同じ柄を使っています。ダイソーで100円だと思ったら300円でした。かなりの量があります。今回のサイズは横230mm縦180mmで、裏には接着芯を貼り付けています。
内布も前回と同じ柄です。サイズは横230mm縦100mmで二枚使います。
ファスナーは20cm玉付きです。やっと気に入った色の物が手に入りました。
表生地にファスナーを中表に端を合わせて重ねます。ファスナーの端処理はしません。
さらに内布を重ねて、縫い代5mmで縫います。これは生地の端を隠す為に折り返すところですから、ざっくりと縫います。
縫い終わったら、まず内布を折り返します。
さらに表布も折り返して、端から2mmのところを細かく縫います。ここ縫い目が表に出るところですから、できるだけ丁寧に縫います。ミシンがあるといいのですけどね。
今度はファスナーのもう片方を縫います。同様に表布にファスナーを中表に重ねて……
縫い終わったら、内布を返します。
表布はつながっているので、全体を表に返すことになります。同様に端から2mmで丁寧に縫います。
また、裏に返します。
表布はすでにつながっているので、内布をつなげます。縫い代10mmで縫います。
矢印部分を、返し口として80mm残しました。
参考にしたYouTube動画では、ファスナーの所に返し口を作っていましたが、個の方が簡単にできます。
縫い代をアイロンで割りました。こうすると、最後に返し口を綴じるときに楽なのと、表布にぴったりと張り付いてくれます。
平型の時と同じように、表布内布それぞれをたたみます。
端から10mmの縫い線を描いておきます。さらに、両脇から10mmのところに印を付けておきます。
それを元に、両端を10mmずつ内側に織り込んでマチを作ります。
折りたたんだ部分は複雑になっています。
写真ではわかりにくいので、断面図を描いてみました。
さらに、タグを差し込みます。このタグは前回作っておいたものです。今回は両側に付けることにしました。
前回の失敗を糧にして、きちんと端を縫ってから使っています。それでも、差し込んで見えなくなると、ちゃんとまっすぐになっているか不安になります。
タグを縫い込むので丁寧に細かく縫いました。
返し口から表に返しました。その空いている返し口を……
いつものように、コの字まつり縫いをして綴じました。
これだけはミシンではできない縫い方ですね。
内布を押し込みます。
完成
これで完成です。十分な厚みがありますね。
底面には縫い目がありません。
前回の物と並べると、大きさの違いがよくわかります。
2021年5月9日 記